広島県三次市小田幸町にある広島県立歴史民俗資料館(広島県立みよし風土記の丘)では、
平成19年10月5日(金)~11月18日(日)まで
平成19年度特別企画展
「最古の狩人を求めて-中国山地と三次の旧石器文化-」
が開催されます。
三次盆地には,中国地方最古で全国的にも最古級と位置づけられている下本谷遺跡があります。これに関しては、当研究会でも『下本谷遺跡の基礎的研究』として最新資料を報告したところです。
今回の展示会では,この下本谷遺跡の出土遺物を中心として,群馬県岩宿遺跡や長野県竹佐中原遺跡・大阪府翠鳥園遺跡など全国の主な旧跡時代の資料を集め,中国山地と三次の旧石器文化のルーツを考えるそうです。
また,同時に100万年以上前のアフリカの前期旧石器(実物)や,化石人類の頭骨・ナウマン象全身骨格標本(複製)をはじめ,瀬戸内海から見つかったナウマン象や鹿類の化石なども展示し,当時の狩猟のようすなども紹介するとのこと。
旧石器時代ファンのみならず、わが国でも最古級と位置づけられる下本谷遺跡など,今回の展示会は非常に楽しみですね☆
当研究会のこのブログでも、逐次情報を発信してまいりますのでご覧ください。
◎展示期間
平成19年10月5日(金)~11月18日(日)
◎展示会場
広島県立歴史民俗資料館 企画展示室
◎関連行事
◆記念講演会①
日時:平成19年10月13日(土)14:00~16:00
演題:「人類の起源と日本人のルーツ」
講師:土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム 館長 松下孝幸氏
◆記念講演会②
日時:平成19年11月10日(土)14:00~16:00
演題:「日本旧石器文化の現状と課題-鈴木遺跡と下本谷遺跡から-」
講師:國學院大學栃木短期大学 学芸員 戸田正勝氏
◆体験教室
日時:平成19年10月20日(土)10:00~12:00
「打製石器をつくろう」
◆展示解説会平成19年10月7・21日,11月11・18日(日)13:00~14:00
解説:広島県立歴史民俗資料館 主任学芸員 三枝健二氏
◎入館料
一 般 500円(400円)
高校・大学生 380円(300円)
小・中学生 250円(200円)
※( )内は20名以上の団体
11月3日は無料
ひろしま教育ウィーク(11月1日~7日)期間中は,小・中・高校生は無料