三次旧石器文化研究会のブログをご覧の皆さまこんにちは。
朝晩寒くなってまいりましたが、如何お過ごしでしょうか?
何てなことを言ってたのが少し前のような気がしています。え、もう11月!!などと、ひとりで驚いたりなんかして・・・。
季節の移り変わりを、年々早く感じてしまう管理人です。
さて、今回の話題ですが、当研究会代表である三枝健二氏の講演会が開催されることとなりましたので、そのご案内をさせて頂きます。
この講演会は、広島市三滝地区での開催となります。
三次市・下本谷遺跡における最新の研究成果からみた同遺跡の位置付けなどについて、興味深い話が聞けそうです。
詳しくは、上記チラシの方をご覧ください。
以上、三枝健二氏講演会のお知らせでした。
2017年11月8日水曜日
2016年12月4日日曜日
三旧研アーカイブス更新しました!!
当ブログをいつもご覧いただきまして有難うございます。
いよいよ今年もあと1か月を切りました。本当に早いですね。年々早く過ぎるように感じる1年ですが、今年もあっという間でした。
みなさまにとって、今年はどのような年でしたか?
さて、今回師走のはじめにお届けするのは、三旧研アーカイブス更新の情報です。
三旧研メンバーによる論文や資料報告などなど、気軽な投稿の場として設置した三旧研アーカイブス。みなさまご覧いただいていますでしょうか?
そんなアーカイブスの最新投稿として、当研究会代表の三枝健二氏が発表されましたのでご紹介いたします。
今回のタイトルは
です。
三枝代表の地道な研究姿勢には会員一同いつも頭が下がります。同時に「我々も!・・・」と発奮させて頂く思いです。
是非皆さんご覧になってくださいね!
いよいよ今年もあと1か月を切りました。本当に早いですね。年々早く過ぎるように感じる1年ですが、今年もあっという間でした。
みなさまにとって、今年はどのような年でしたか?
さて、今回師走のはじめにお届けするのは、三旧研アーカイブス更新の情報です。
三旧研メンバーによる論文や資料報告などなど、気軽な投稿の場として設置した三旧研アーカイブス。みなさまご覧いただいていますでしょうか?
そんなアーカイブスの最新投稿として、当研究会代表の三枝健二氏が発表されましたのでご紹介いたします。
今回のタイトルは
三枝健二 「北部アフリカの前期旧石器資料などについて」
です。
三枝代表の地道な研究姿勢には会員一同いつも頭が下がります。同時に「我々も!・・・」と発奮させて頂く思いです。
是非皆さんご覧になってくださいね!
2016年11月20日日曜日
続・戸田正勝先生に捧ぐ
晩秋を迎え、鮮やかに色付いた紅葉が、幹から地面へとその場所を移しつつあります。もうすぐ師走。年の瀬を前にし、次の祝日(勤労感謝の日)あたりはつかの間の休息日となりそうです。
さてタイトルの通り今回は前回に続き、「続・、戸田正勝先生に捧ぐ」と題し、昨年お亡くなりになられた戸田先生に対し、三旧研会員から先生に向けての追悼メッセージをお送りいたします。
戸田先生
ご無沙汰しています。
大学を退職された時これからは前期旧石器三昧で研究を楽しみます 、お手紙頂きましたよね。
本物を見てますか? きれいだとか素敵だとかいう気持ちを大切にして本物の石器を見な さい、と電話で話してくだいましたよね。
そして下本谷の石器を真面目に厳しく研究している三枝さんからし っかり学びなさい、と。
今回の講演について、戸田先生はどうおっしゃるでしょう。 きっとその前に私が「やりましたよ!」 とガッツポーズで叫ぶのを笑われるでしょうね。
先生に、心ふるえる内容の講演でしたと伝えたかったです。
講演のリポートとは言えませんが、 私Mの心のリポートを投稿します。
さてタイトルの通り今回は前回に続き、「続・、戸田正勝先生に捧ぐ」と題し、昨年お亡くなりになられた戸田先生に対し、三旧研会員から先生に向けての追悼メッセージをお送りいたします。
戸田先生
ご無沙汰しています。
大学を退職された時これからは前期旧石器三昧で研究を楽しみます
本物を見てますか?
そして下本谷の石器を真面目に厳しく研究している三枝さんからし
今回の講演について、戸田先生はどうおっしゃるでしょう。
先生に、心ふるえる内容の講演でしたと伝えたかったです。
講演のリポートとは言えませんが、
2016年10月29日土曜日
三枝氏講演会リポート
三旧研ブログをご覧のみなさま、こんにちは。いつもご覧いただき有難うございます。
さて、今回は、去る9月、三次地方史研究会9月例会として開催された、当研究会代表の三枝健二氏講演会『日本の旧石器文化と三次(上)-下本谷遺跡の歴史的意義-』の聴講レポートをお届けいたします。
という訳で、当研究会会員のMさんに早速その感想についてレポートして頂きます。
ひさしぶりに考古学講座を堪能した喜びを、 どうお伝えすれば良いか考えている間に時が過ぎてしまいました。 でも旧石器時代の何万年という単位に比べれば、まだまだ許される範囲としていただきたいです。
ある高齢の参加者のおじさまに、「 わしがナウマン象捕まえてきてやるから、あんたぁ、 あの変な形の下本谷の石器で切れるかどうかやってみぃや」 と真面目な顔で言われました。
三枝氏の積み重ねてきた研究とその姿勢、 今回の下本谷出土石器の考察位置づけに感涙した私ですが、このおじさまの言葉に一層感動しました。
笑い話ではありません。
初めて旧石器の話を聞いた人に、 まずは下本谷を伝えることができたのです。
勿論、ナウマン象は絶滅したことや、 実験考古学等々つい語ってみましたが、私には『 下本谷の変な石器』の言葉を覆すことが出来ませんでした。
次回の講座をお楽しみに、ということになっています。
はい、私も楽しみです!
レポートありがとうございました!
旧石器研究の奥深さと久々に三次で聴く本格的な考古学講演会への感動がひしひし伝わってくるレポートでした。三旧研会員のみなさま、当日の講演会感想でも結構ですし、そのほか遺跡探訪記や博物館めぐりの感想、研究レポート、日々感じることなど。もし有りましたらブログ管理人まで、是非ご連絡ください。
さて、今回は、去る9月、三次地方史研究会9月例会として開催された、当研究会代表の三枝健二氏講演会『日本の旧石器文化と三次(上)-下本谷遺跡の歴史的意義-』の聴講レポートをお届けいたします。
という訳で、当研究会会員のMさんに早速その感想についてレポートして頂きます。
ひさしぶりに考古学講座を堪能した喜びを、
ある高齢の参加者のおじさまに、「
三枝氏の積み重ねてきた研究とその姿勢、
笑い話ではありません。
初めて旧石器の話を聞いた人に、
勿論、ナウマン象は絶滅したことや、
次回の講座をお楽しみに、ということになっています。
はい、私も楽しみです!
レポートありがとうございました!
旧石器研究の奥深さと久々に三次で聴く本格的な考古学講演会への感動がひしひし伝わってくるレポートでした。三旧研会員のみなさま、当日の講演会感想でも結構ですし、そのほか遺跡探訪記や博物館めぐりの感想、研究レポート、日々感じることなど。もし有りましたらブログ管理人まで、是非ご連絡ください。
2016年9月4日日曜日
三枝氏、最新研究公開!
三旧研ブログをご覧のみなさま。残暑お見舞い申しあげます。酷暑、激暑の真夏8月でした。みなさまよくぞ暑さに耐えられました!
更新日の本日は、当地方台風12号の接近が心配されております。今年まともに近づくのは恐らく初めてではないでしょうか?
しかし、関東や東北・北海道では台風が再々襲来し、多くの被害が出てしまいました。被害に遭われた方々に対しまして、心よりお見舞い申しあげます。
さて、2か月ぶりとなりました今回の話題は、三旧研アーカイブスについてです。
広島県内の旧石器に関して、精力的に研究活動を行っている当研究会代表・三枝健二氏が、今月新たに研究成果を公開されましたのでお知らせいたします!!
三枝 健二「広島県内旧石器関係資料報告(2)」
今回の研究報告では、三枝氏が以前広島県立歴史民俗資料館の研究紀要にて発表された資料報告の続編として、県内の3ヵ所の旧石器時代遺跡の資料について非常に微細に研究され、その成果を詳述されています。
というわけで、今回の報告も非常に興味深い内容となっております。
詳細につきましては、PDFファイルにていつもの三旧研アーカイブス上で公開しますので、是非ご覧ください!
更新日の本日は、当地方台風12号の接近が心配されております。今年まともに近づくのは恐らく初めてではないでしょうか?
しかし、関東や東北・北海道では台風が再々襲来し、多くの被害が出てしまいました。被害に遭われた方々に対しまして、心よりお見舞い申しあげます。
さて、2か月ぶりとなりました今回の話題は、三旧研アーカイブスについてです。
広島県内の旧石器に関して、精力的に研究活動を行っている当研究会代表・三枝健二氏が、今月新たに研究成果を公開されましたのでお知らせいたします!!
三枝 健二「広島県内旧石器関係資料報告(2)」
今回の研究報告では、三枝氏が以前広島県立歴史民俗資料館の研究紀要にて発表された資料報告の続編として、県内の3ヵ所の旧石器時代遺跡の資料について非常に微細に研究され、その成果を詳述されています。
というわけで、今回の報告も非常に興味深い内容となっております。
詳細につきましては、PDFファイルにていつもの三旧研アーカイブス上で公開しますので、是非ご覧ください!
2016年6月18日土曜日
三枝健二氏 講演会のお知らせ
みなさん、こんにちは。
いつも、当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
さて、今回のお知らせは見出しの通り、当研究会代表の三枝健二氏の講演会開催に関する情報をお届けいたします。
三枝氏講演会は、三次地方史研究会9月例会において開催されます。
詳細は、以下の通りです。
演題 『日本の旧石器文化と三次(上)-下本谷遺跡の歴史的意義-』
講師 三次旧石器文化研究会 代表 三枝健二
日時 2016年9月24日(土)午後1時30分~
場所 三次市生涯学習センター(広島県三次市十日市東3-14-25)
さて、講演の概要ですが、三枝氏によると、『三次市下本谷遺跡出土の石器類を中心に、最近の調査資料を交え、列島内の主な前・中期旧石器時代遺跡との対比を通して、下本谷遺つくられた時代を推定し、その歴史的な意義などを考える。』とのことです。
三次での旧石器時代の講演は2011(平成23)年の風土記の丘の歴風トーク以来5年ぶりとのこと。当時は未報告のためはっきりと表現できなかったことも多かったようです。そのため、今回は「いつの時代に作られた」「どのような遺跡」かなど、かなり具体的な話になるように聞いています。
下本谷遺跡はもとより、三次の旧石器文化に興味のある方は是非ご参加ください。
いつも、当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
さて、今回のお知らせは見出しの通り、当研究会代表の三枝健二氏の講演会開催に関する情報をお届けいたします。
三枝氏講演会は、三次地方史研究会9月例会において開催されます。
詳細は、以下の通りです。
演題 『日本の旧石器文化と三次(上)-下本谷遺跡の歴史的意義-』
講師 三次旧石器文化研究会 代表 三枝健二
日時 2016年9月24日(土)午後1時30分~
場所 三次市生涯学習センター(広島県三次市十日市東3-14-25)
さて、講演の概要ですが、三枝氏によると、『三次市下本谷遺跡出土の石器類を中心に、最近の調査資料を交え、列島内の主な前・中期旧石器時代遺跡との対比を通して、下本谷遺つくられた時代を推定し、その歴史的な意義などを考える。』とのことです。
三次での旧石器時代の講演は2011(平成23)年の風土記の丘の歴風トーク以来5年ぶりとのこと。当時は未報告のためはっきりと表現できなかったことも多かったようです。そのため、今回は「いつの時代に作られた」「どのような遺跡」かなど、かなり具体的な話になるように聞いています。
下本谷遺跡はもとより、三次の旧石器文化に興味のある方は是非ご参加ください。
2016年6月12日日曜日
三枝健二氏「研究報告」発表される!!
こんにちは。三旧研ブログ管理人です。
さて、三旧研ブログをご覧のみなさま。いつもこのブログをご覧いただきありがとうございます。
全国的に梅雨本番となり、じめじめした日々が続きますが如何お過ごしでしょうか?
今日は、当研究会代表・三枝健二氏の最新研究報告が公開されましたのでお知らせいたします!!
三枝 健二「広島県内採集の偽石器資料について」
今回の研究報告では、三枝氏が県内の3ヵ所において採集した偽石器資料に焦点を当て、特徴などについて、詳細に分析・研究されています。
詳細につきましては、PDFファイルにていつもの三旧研アーカイブス上で公開しますので、是非ご覧ください!
さて、三旧研ブログをご覧のみなさま。いつもこのブログをご覧いただきありがとうございます。
全国的に梅雨本番となり、じめじめした日々が続きますが如何お過ごしでしょうか?
今日は、当研究会代表・三枝健二氏の最新研究報告が公開されましたのでお知らせいたします!!
三枝 健二「広島県内採集の偽石器資料について」
今回の研究報告では、三枝氏が県内の3ヵ所において採集した偽石器資料に焦点を当て、特徴などについて、詳細に分析・研究されています。
詳細につきましては、PDFファイルにていつもの三旧研アーカイブス上で公開しますので、是非ご覧ください!
2016年3月27日日曜日
三枝健二氏の最新研究発表される!
三旧研ブログをご覧のみなさま。ブログ管理人です。
いつも更新をさぼってしまい、会員のみなさまやブログを楽しみにしていただいているみなさんには申し訳なく思っております。
「いぬる」 「にげる」 「さる」 とは、1月から3月にかけては、時が非常に早く経つ=つまり、何かと慌ただしい、忙しい。ということを表現したものと承知しております。
言い訳?そんなことで良いわけ(怒)・・・そんな、声が聞こえてきそうです。ごめんなさい。
さて、2016年が刻々と動く中、昨年開設した三旧研アーカイブスより、新たなニュースが入りました。
当研究会代表の三枝健二氏による最新の研究報告が発表されました!!
三枝 健二「香川県内採集の旧石器資料について」
今回の報告では、昭和30年代後半から40年代初頭にかけ、三枝氏が香川県内にて採集した旧石器資料を取りあげて紹介しております。
詳細につきましては、PDFファイルにて三旧研アーカイブス上で公開しますので、是非ご覧ください!
いつも更新をさぼってしまい、会員のみなさまやブログを楽しみにしていただいているみなさんには申し訳なく思っております。
「いぬる」 「にげる」 「さる」 とは、1月から3月にかけては、時が非常に早く経つ=つまり、何かと慌ただしい、忙しい。ということを表現したものと承知しております。
言い訳?そんなことで良いわけ(怒)・・・そんな、声が聞こえてきそうです。ごめんなさい。
さて、2016年が刻々と動く中、昨年開設した三旧研アーカイブスより、新たなニュースが入りました。
当研究会代表の三枝健二氏による最新の研究報告が発表されました!!
三枝 健二「香川県内採集の旧石器資料について」
今回の報告では、昭和30年代後半から40年代初頭にかけ、三枝氏が香川県内にて採集した旧石器資料を取りあげて紹介しております。
詳細につきましては、PDFファイルにて三旧研アーカイブス上で公開しますので、是非ご覧ください!
2008年10月21日火曜日
三旧研の講演会情報です。
お久しぶりです。
ばたばたとした日々、なかなか落ち着かない日々の続く管理人です。
さて、秋本番ですねぇ。行楽・芸術・食欲・・・などいろいろな秋ですが、学問の秋でもありますよね。
今回は、そんなことにちなみ、当研究会代表・三枝健二氏の講演会と学会発表の情報をお届けいたします。
【講演会】
①久井町郷土文化愛好会20周年記念事業講演会
「莇原垣内遺跡と広島の旧石器文化」
日時 平成20年10月23日(木)午後1時30分から
場所 広島県三原市久井町和草 久井保健福祉センター研修室(くい文化センター北側)
【学会発表】
②広島史学研究会2008年度大会考古学部会
「三次盆地の旧石器文化-再報告資料の検討から-」
日時 平成20年10月26日(日)午前10時10分から10時35分ころまで
場所 広島大学文学研究科棟(広島県東広島市西条町鏡山)1階 B104教室
ばたばたとした日々、なかなか落ち着かない日々の続く管理人です。
さて、秋本番ですねぇ。行楽・芸術・食欲・・・などいろいろな秋ですが、学問の秋でもありますよね。
今回は、そんなことにちなみ、当研究会代表・三枝健二氏の講演会と学会発表の情報をお届けいたします。
【講演会】
①久井町郷土文化愛好会20周年記念事業講演会
「莇原垣内遺跡と広島の旧石器文化」
日時 平成20年10月23日(木)午後1時30分から
場所 広島県三原市久井町和草 久井保健福祉センター研修室(くい文化センター北側)
【学会発表】
②広島史学研究会2008年度大会考古学部会
「三次盆地の旧石器文化-再報告資料の検討から-」
日時 平成20年10月26日(日)午前10時10分から10時35分ころまで
場所 広島大学文学研究科棟(広島県東広島市西条町鏡山)1階 B104教室
2008年8月25日月曜日
戸田正勝先生来広!三旧研~夏の勉強会~開催③
こなさん、みんばんわ。あれ?間違えましたね。
当ブログをごらんのみなさん、こんばんわ。
三次は、朝晩は薄着では寒いくらいの時が訪れております。なんでも、市内三良坂町の灰塚ダムの貯水率がこの雨不足により僅少となっているとの情報を先般の報道で知りました。農業用水に関しては調整がなされるとのこと。
私、ブログ管理人にとりまして、これほどの水不足を経験した記憶はなく、驚きと戸惑いを感じています。幸い、生活用水は制限無いようですが、これから先のことを考えますと、やはり、ひとりひとり、節水に心がけることが大事であると感じました。とりあえず、家の水道メーターについている水栓を絞りました。節約にもつながれば・・・。とひそかな期待です。
さあ、前置きのつまんないのがいつも長いので申し訳ありませんが、今回も当研究会会員で栃木県・國學院大學栃木短期大學の戸田正勝先生をお招きし、勉強会を実施した話題をお届けいたします。今回は、7月21日に実施した三次市内旧石器時代遺跡見学の模様についてお伝えいたします。
【右写真①】
市内某所。このような露出した部分の地層などに注意し、見学しました。
市内のビジネスホテル前に集合し、出発し、まずは下本谷遺跡へ。配水地地点や最高所地点を見学しました。その後、矢谷墳丘墓へ。

【右写真②】
矢谷墳丘墓での一行。奥に見える山並みは、三次盆地の北際を成す部分であり、天然記念物となっている船佐山内逆断層帯の走る部分でもある。
三次盆地はこれらの土地が隆起した後、無数の河川により侵食が進んだ結果、現在のような地形が形成されている。
矢谷墳丘墓に立ち寄ったのは、市内の展望がよく、地形が理解しやすいからであるが、この場所は、下本谷遺跡と同一標高にあり、しかも比較的近接していることから、下本谷遺跡と同時期の旧石器の出土も想定できる。いうこともあった。
右下の写真【右写真③】は、矢谷墳丘墓上から東側を撮影したものであるが、写真奥に見えるのは、三次工業団地の第Ⅲ期工事現場である。
この丘陵は、下本谷遺跡を含め東に向け一連のものであり、同一標高であるこの丘陵は、馬洗川をはさみ、四拾貫町の陣山遺跡や向江田町の上山手廃寺などがある丘陵とも対応するものと考えられる。
つまり、下本谷遺跡と同時期の旧石器が存在しても不思議ではない。ということであるし、もちろん他時代の遺跡の存在も想定される。

【右写真③】
矢谷墳丘墓から東側の丘陵を望む。
その後、一行は、中国横断自動車道尾道松江線建設工事にかかる発掘調査で調査が実施された和知白鳥遺跡や段遺跡界隈をぶらりと見学しました。
発掘調査はすでに終了しており、現地の状態は確認できないが、付近は中国自動車道とのジャンクション(三次JCT)であるため、工事が着々と進められていました。
そこで、我々は、橋脚建設工事の様子を見学するとともに、工事のため掘り込んだ穴から眺めることのできる地層などを確認しました。しかし、この日は暑かった!


当ブログをごらんのみなさん、こんばんわ。
三次は、朝晩は薄着では寒いくらいの時が訪れております。なんでも、市内三良坂町の灰塚ダムの貯水率がこの雨不足により僅少となっているとの情報を先般の報道で知りました。農業用水に関しては調整がなされるとのこと。
私、ブログ管理人にとりまして、これほどの水不足を経験した記憶はなく、驚きと戸惑いを感じています。幸い、生活用水は制限無いようですが、これから先のことを考えますと、やはり、ひとりひとり、節水に心がけることが大事であると感じました。とりあえず、家の水道メーターについている水栓を絞りました。節約にもつながれば・・・。とひそかな期待です。
さあ、前置きのつまんないのがいつも長いので申し訳ありませんが、今回も当研究会会員で栃木県・國學院大學栃木短期大學の戸田正勝先生をお招きし、勉強会を実施した話題をお届けいたします。今回は、7月21日に実施した三次市内旧石器時代遺跡見学の模様についてお伝えいたします。

【右写真①】
市内某所。このような露出した部分の地層などに注意し、見学しました。
市内のビジネスホテル前に集合し、出発し、まずは下本谷遺跡へ。配水地地点や最高所地点を見学しました。その後、矢谷墳丘墓へ。
【右写真②】
矢谷墳丘墓での一行。奥に見える山並みは、三次盆地の北際を成す部分であり、天然記念物となっている船佐山内逆断層帯の走る部分でもある。
三次盆地はこれらの土地が隆起した後、無数の河川により侵食が進んだ結果、現在のような地形が形成されている。
矢谷墳丘墓に立ち寄ったのは、市内の展望がよく、地形が理解しやすいからであるが、この場所は、下本谷遺跡と同一標高にあり、しかも比較的近接していることから、下本谷遺跡と同時期の旧石器の出土も想定できる。いうこともあった。
右下の写真【右写真③】は、矢谷墳丘墓上から東側を撮影したものであるが、写真奥に見えるのは、三次工業団地の第Ⅲ期工事現場である。
この丘陵は、下本谷遺跡を含め東に向け一連のものであり、同一標高であるこの丘陵は、馬洗川をはさみ、四拾貫町の陣山遺跡や向江田町の上山手廃寺などがある丘陵とも対応するものと考えられる。
つまり、下本谷遺跡と同時期の旧石器が存在しても不思議ではない。ということであるし、もちろん他時代の遺跡の存在も想定される。
【右写真③】
矢谷墳丘墓から東側の丘陵を望む。
その後、一行は、中国横断自動車道尾道松江線建設工事にかかる発掘調査で調査が実施された和知白鳥遺跡や段遺跡界隈をぶらりと見学しました。
発掘調査はすでに終了しており、現地の状態は確認できないが、付近は中国自動車道とのジャンクション(三次JCT)であるため、工事が着々と進められていました。
そこで、我々は、橋脚建設工事の様子を見学するとともに、工事のため掘り込んだ穴から眺めることのできる地層などを確認しました。しかし、この日は暑かった!


【写真④(上)・⑤(下)】段遺跡周辺から橋脚工事現場を望む。

【右写真⑥】田利から皆瀬にかけて上下川によって形成された円弧状の地形と旧石器の存在について説明する三枝代表(右)
「あついあつい」この日は、とにかくそんな日でした。そんな時は給水が一番。体を冷やしたりして熱中症対策でした。

【右写真⑦】宮風呂遺跡のある公園で休憩する三旧研一行
約半日をかけて実施した、三次市内の主だった旧石器時代遺跡見学も宮風呂遺跡を持って無事終了しました。
この後、三次市の中心部に戻り、いよいよ栃木へお帰りになる時間となった戸田先生と一行で国道54号線を南下。ナウマン象が通ったであろう地形をたどりつつ、一路広島駅へと向かいました。

【右写真⑧】広島駅にて。戸田先生との名残を惜しみ、近いうちの再会を約束しての記念撮影。
というわけで、戸田先生をお迎えしての研究会は無事終了しました。戸田先生におかれましては、暑いさなか、三次にお越し頂きありがとうございました。われわれ会員にとりまして、この2日間は、非常に濃密な時間となりました。会員一同代表しましてお礼申しあげます。
「今度は、栃木に行こう!」という声も上がっていましたね!(^^)!そうなればいいなぁ。と今から期待しております。
これで、3回にわたりお届けしてまいりました。三旧研~夏の勉強会の報告を終わります。
最後になりましたが、今回の勉強会開催にあたり尽力いただきました。戸田先生に重ねて御礼申しあげますとともに、三枝代表をはじめ多くの方に協力いただきました。文末ですが謝意を表します。
さて、コンビニエンスストアで給水と体の冷却をした後、一行は三良坂町へ。場所は、田利の宮風呂遺跡です。
【右写真⑥】田利から皆瀬にかけて上下川によって形成された円弧状の地形と旧石器の存在について説明する三枝代表(右)
「あついあつい」この日は、とにかくそんな日でした。そんな時は給水が一番。体を冷やしたりして熱中症対策でした。

【右写真⑦】宮風呂遺跡のある公園で休憩する三旧研一行
約半日をかけて実施した、三次市内の主だった旧石器時代遺跡見学も宮風呂遺跡を持って無事終了しました。
この後、三次市の中心部に戻り、いよいよ栃木へお帰りになる時間となった戸田先生と一行で国道54号線を南下。ナウマン象が通ったであろう地形をたどりつつ、一路広島駅へと向かいました。

【右写真⑧】広島駅にて。戸田先生との名残を惜しみ、近いうちの再会を約束しての記念撮影。
というわけで、戸田先生をお迎えしての研究会は無事終了しました。戸田先生におかれましては、暑いさなか、三次にお越し頂きありがとうございました。われわれ会員にとりまして、この2日間は、非常に濃密な時間となりました。会員一同代表しましてお礼申しあげます。
「今度は、栃木に行こう!」という声も上がっていましたね!(^^)!そうなればいいなぁ。と今から期待しております。
これで、3回にわたりお届けしてまいりました。三旧研~夏の勉強会の報告を終わります。
最後になりましたが、今回の勉強会開催にあたり尽力いただきました。戸田先生に重ねて御礼申しあげますとともに、三枝代表をはじめ多くの方に協力いただきました。文末ですが謝意を表します。
2008年4月27日日曜日
りにゅーあるしてます。
「え?何が??」ですって???
そりゃあ、広島県立歴史民俗資料館の常設展示のことですよっ!
「そうなの?知らなかった。」ですって?
それなら、このゴールデンウィークに是非お出かけになってみてはいかがでしょうか?
特に大きく変更しているコーナーをご紹介すると、当研究会に縁の深い下本谷遺跡をはじめとした三次盆地内出土遺物等の旧石器時代コーナーと、弥生時代の塩町式土器コーナーです。この2つのコーナーは、全体の中でも特に見ごたえのあるコーナーになったなあ。って、いう印象を持ちました。
その他、各時代コーナーのパネルが改められ、文字が読みやすくなっているなど、来館者への配慮が感じられます。
また現在は、春の特別企画展として『乱世に願う-県北の戦国文化-』も開催中です。
リニューアルした常設展示と春の特別企画展。春の広島県立歴史民俗資料館にも目が離せませんっ!!
それにしても、このゴールデンウィーク。わたしもリニューアルしたいものだなぁ。
そりゃあ、広島県立歴史民俗資料館の常設展示のことですよっ!
「そうなの?知らなかった。」ですって?
それなら、このゴールデンウィークに是非お出かけになってみてはいかがでしょうか?
特に大きく変更しているコーナーをご紹介すると、当研究会に縁の深い下本谷遺跡をはじめとした三次盆地内出土遺物等の旧石器時代コーナーと、弥生時代の塩町式土器コーナーです。この2つのコーナーは、全体の中でも特に見ごたえのあるコーナーになったなあ。って、いう印象を持ちました。
その他、各時代コーナーのパネルが改められ、文字が読みやすくなっているなど、来館者への配慮が感じられます。
また現在は、春の特別企画展として『乱世に願う-県北の戦国文化-』も開催中です。
リニューアルした常設展示と春の特別企画展。春の広島県立歴史民俗資料館にも目が離せませんっ!!
それにしても、このゴールデンウィーク。わたしもリニューアルしたいものだなぁ。
2007年10月25日木曜日
旧石器時代遺跡・現地見学会情報
三次をはじめとして、県内あるいは各地域では、10月20日に三次市向江田町の宮の本古墳群で開催された現地見学会の興奮がまだ冷めやらないようです。
そんな中、次はいよいよ2つの旧石器時代遺跡の現地見学会が開催されます。
その遺跡の名は...
和知白鳥遺跡 そして 段遺跡
いずれも昨年度発掘調査が行われましたが、旧石器が発見されたため調査が今年度まで延長されたようです。
開催日は、10月27日(土)午前中に段遺跡、午後から和知白鳥遺跡の見学という、ダブルヘッダーで行われるという、コチラも珍しい形式の現地見学会だと思います。
詳しくはコチラをクリックしてください。
→財団法人広島県教育事業団埋蔵文化財調査室のホームページへ
三次市内での旧石器時代遺跡の本格的な発掘調査は久しぶりのことで、めったに見れるものではありませんので、この機にぜひ見学に訪れてはいかがでしょうか?
その足で、みよし風土記の丘・県立歴史民俗資料館での特別企画展「最古の狩人を求めて -中国山地と三次の旧石器文化-」展をご覧になれば、さらに理解が深まり、充実した一日をお過ごしになることが出来るのではないかと思います。
ちなみに私は、みよし風土記の丘での『三次市内旧石器時代遺跡探訪会』に参加しつつ、この見学会にも伺うということになっています。
当研究会代表の三枝健二も来るかも!?
そうそう、ところで風土記の丘といえば。
なんでも、みよし風土記の丘・県立歴史民俗資料館では、11月4日に・・・・・・・・・・・・
ナウマンゾウが歩くらしいですよ!
そんな中、次はいよいよ2つの旧石器時代遺跡の現地見学会が開催されます。
その遺跡の名は...
和知白鳥遺跡 そして 段遺跡
いずれも昨年度発掘調査が行われましたが、旧石器が発見されたため調査が今年度まで延長されたようです。
開催日は、10月27日(土)午前中に段遺跡、午後から和知白鳥遺跡の見学という、ダブルヘッダーで行われるという、コチラも珍しい形式の現地見学会だと思います。
詳しくはコチラをクリックしてください。
→財団法人広島県教育事業団埋蔵文化財調査室のホームページへ
三次市内での旧石器時代遺跡の本格的な発掘調査は久しぶりのことで、めったに見れるものではありませんので、この機にぜひ見学に訪れてはいかがでしょうか?
その足で、みよし風土記の丘・県立歴史民俗資料館での特別企画展「最古の狩人を求めて -中国山地と三次の旧石器文化-」展をご覧になれば、さらに理解が深まり、充実した一日をお過ごしになることが出来るのではないかと思います。
ちなみに私は、みよし風土記の丘での『三次市内旧石器時代遺跡探訪会』に参加しつつ、この見学会にも伺うということになっています。
当研究会代表の三枝健二も来るかも!?
そうそう、ところで風土記の丘といえば。
なんでも、みよし風土記の丘・県立歴史民俗資料館では、11月4日に・・・・・・・・・・・・
ナウマンゾウが歩くらしいですよ!
2007年10月18日木曜日
三次市内旧石器時代遺跡探訪会について
みよし風土記の丘友の会主催で、10月27日(土)に企画されている三次市内旧石器時代遺跡探訪会ですが、先日問い合わせたところ、定員に達したため、募集を締め切ったそうです。
私も参加申込に間に合いました。ホッとしています。
当日は、当研究会員も参加しますので、親睦や交流が深められればいいな。と期待しております。
私も参加申込に間に合いました。ホッとしています。
当日は、当研究会員も参加しますので、親睦や交流が深められればいいな。と期待しております。
2007年10月8日月曜日
広島県立歴史民俗資料館・特別企画展のお知らせ~その4~
関連行事がおもしろい!
~三次市内旧石器時代遺跡探訪会~
連日お伝えしている広島県立歴史民俗資料館・特別企画展「最古の狩人を求めて-中国山地と三次の旧石器文化-」情報。
今回は、広島県立歴史民俗資料館から飛び出しての探訪会企画についてお伝えします。
展示担当学芸員によるレクチャー(小講演)に加え、まさにこの時期、市内で発掘調査を行っている旧石器時代遺跡への見学という生の体験、など大変魅力的な探訪会となるようですよ。
では、詳しいことにつきましては、配布チラシの情報をそのままお伝えすることとします。
●みよし風土記の丘友の会案内チラシより
みよし盆地には全国最古級の下本谷遺跡を始め多くの旧石器時代遺跡があり、10月5日から広島県立歴史民俗資料館で旧石器時代の特別企画展が、また同時期に市内の和知白鳥・段遺跡で旧石器時代の調査が行われます。
この機会を利用し、広島県立歴史民俗資料館の特別企画展と下本谷遺跡や和知白鳥遺跡などの市内の主要な旧石器遺跡を、専門的な解説を交えて見学します。
日時 平成19年10月27日(土)午前10時~午後4時
会場 広島県立歴史民俗資料館 研修室(午前10時までに集合)
内容 午前:小講演「下本谷遺跡について」と特別企画展の展示解説
午後:三次市内旧石器時代遺跡見学(和知白鳥遺跡【発掘調査現地】・下本谷遺跡・宮風呂遺跡などの旧石器時代遺跡で解説を交えて見学)
募集人数 40名
申込方法 往復はがきに「三次市内旧石器時代遺跡探訪会参加」と明記し、郵便番号・住所・名前・年齢・電話番号を記入のうえ10月10日(水)までに、みよし風土記の丘友の会探訪会係まで送付してください。当日消印有効ですが、定員になり次第締め切りますので、あらかじめ電話で募集状況を確認してください。締め切り後1週間ほどで実施のご案内をします。
参加費 1,900円(友の会会員)
※友の会会員以外の方は特別企画展の入館料が別途必要です。
その他 昼食は各自でご用意ください。
送付・問合せ先
〒729-6216 三次市小田幸町122 ℡0824-66-2881
広島県立歴史民俗資料館内 みよし風土記の丘友の会 探訪会係
以上が、みよし風土記の丘友の会からの案内内容でした。
全国最古級の石器の可能性を持つ三次市西酒屋町・下本谷遺跡、同様の時期に位置づけられる三次市三良坂町・宮風呂遺跡の現地見学。そしてまさに現在、発掘調査が繰り広げられている和知白鳥遺跡の現地見学ができる。
これだけの充実した見学内容に加え、展示担当者であり、当研究会代表の三枝健二による小講演や展示解説も行われるという充実ぶり!
申込締切日が迫っておりますが、当研究会発行の『下本谷遺跡の基礎的研究』を執筆・編集した三枝が、探訪会全体に随行するとのことですから、これはもう、問合せだけでもしてみる価値はあるのではないでしょうか?
なお、この探訪会は、みよし風土記の丘友の会の会員の方が優先的に参加できるようですよ。もし、入会されていない方で参加希望の方は、これを機に、みよし風土記の丘友の会へ入会されてはいかがでしょうか。個人会員の場合、たしか年会費1,500円ですから格安です!!それでいて、情報提供の頻度も多く、会報の発行も行われていますよ。(ただし、詳しくは友の会にお聞きくださいね・・・)
この探訪会、かなり興味深く、おもしろい話が聞けると思いますよ。
あー!! しまった!!! 私、申し込むのを忘れていました!!!!
急いで申し込まなきゃ・・・
~三次市内旧石器時代遺跡探訪会~
連日お伝えしている広島県立歴史民俗資料館・特別企画展「最古の狩人を求めて-中国山地と三次の旧石器文化-」情報。
今回は、広島県立歴史民俗資料館から飛び出しての探訪会企画についてお伝えします。
展示担当学芸員によるレクチャー(小講演)に加え、まさにこの時期、市内で発掘調査を行っている旧石器時代遺跡への見学という生の体験、など大変魅力的な探訪会となるようですよ。
では、詳しいことにつきましては、配布チラシの情報をそのままお伝えすることとします。
●みよし風土記の丘友の会案内チラシより
みよし盆地には全国最古級の下本谷遺跡を始め多くの旧石器時代遺跡があり、10月5日から広島県立歴史民俗資料館で旧石器時代の特別企画展が、また同時期に市内の和知白鳥・段遺跡で旧石器時代の調査が行われます。
この機会を利用し、広島県立歴史民俗資料館の特別企画展と下本谷遺跡や和知白鳥遺跡などの市内の主要な旧石器遺跡を、専門的な解説を交えて見学します。
日時 平成19年10月27日(土)午前10時~午後4時
会場 広島県立歴史民俗資料館 研修室(午前10時までに集合)
内容 午前:小講演「下本谷遺跡について」と特別企画展の展示解説
午後:三次市内旧石器時代遺跡見学(和知白鳥遺跡【発掘調査現地】・下本谷遺跡・宮風呂遺跡などの旧石器時代遺跡で解説を交えて見学)
募集人数 40名
申込方法 往復はがきに「三次市内旧石器時代遺跡探訪会参加」と明記し、郵便番号・住所・名前・年齢・電話番号を記入のうえ10月10日(水)までに、みよし風土記の丘友の会探訪会係まで送付してください。当日消印有効ですが、定員になり次第締め切りますので、あらかじめ電話で募集状況を確認してください。締め切り後1週間ほどで実施のご案内をします。
参加費 1,900円(友の会会員)
※友の会会員以外の方は特別企画展の入館料が別途必要です。
その他 昼食は各自でご用意ください。
送付・問合せ先
〒729-6216 三次市小田幸町122 ℡0824-66-2881
広島県立歴史民俗資料館内 みよし風土記の丘友の会 探訪会係
以上が、みよし風土記の丘友の会からの案内内容でした。
全国最古級の石器の可能性を持つ三次市西酒屋町・下本谷遺跡、同様の時期に位置づけられる三次市三良坂町・宮風呂遺跡の現地見学。そしてまさに現在、発掘調査が繰り広げられている和知白鳥遺跡の現地見学ができる。
これだけの充実した見学内容に加え、展示担当者であり、当研究会代表の三枝健二による小講演や展示解説も行われるという充実ぶり!
申込締切日が迫っておりますが、当研究会発行の『下本谷遺跡の基礎的研究』を執筆・編集した三枝が、探訪会全体に随行するとのことですから、これはもう、問合せだけでもしてみる価値はあるのではないでしょうか?
なお、この探訪会は、みよし風土記の丘友の会の会員の方が優先的に参加できるようですよ。もし、入会されていない方で参加希望の方は、これを機に、みよし風土記の丘友の会へ入会されてはいかがでしょうか。個人会員の場合、たしか年会費1,500円ですから格安です!!それでいて、情報提供の頻度も多く、会報の発行も行われていますよ。(ただし、詳しくは友の会にお聞きくださいね・・・)
この探訪会、かなり興味深く、おもしろい話が聞けると思いますよ。
あー!! しまった!!! 私、申し込むのを忘れていました!!!!
急いで申し込まなきゃ・・・
広島県立歴史民俗資料館・特別企画展のお知らせ~その3~
関連行事がおもしろい!~文化財講座~
先週金曜日開幕した広島県立歴史民俗資料館・特別企画展「最古の狩人を求めて-中国山地と三次の旧石器文化-」の情報を連日お届けしておりますが、今回からは、展示会の関連行事等について連載してまいりたいと思います。
文化の秋、歴史の秋、行楽の秋・・・みなさまには、それぞれのスタイルの秋があると思いますが、この秋の予定に、これから連載する関連行事を加えてみてはいかがでしょうか?
今回特集するのは、文化財講座です。
文化財講座は、広島県立歴史民俗資料館にて、毎年考古学や民俗学、歴史学において、その道のエキスパートである講師をお招きし、講演していただくという企画で30年近く続く歴史ある講座のようです。
その講座が、「最古の狩人を求めて-中国山地と三次の旧石器文化-」展にあわせて、なんと2回行われます。
では、その2つの講演についてご紹介しましょう。
■文化財講座第5回
平成19年10月13日(土)開催
「人類の起源と日本人のルーツ」
講師:土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム(山口県下関市豊北町) 館長 松下孝幸さん
●広島県立歴史民俗資料館案内チラシより
人類は、今から数百万年前にアフリカ大陸で類人猿の仲間から分かれ、原人・旧人・新人へと進化しました。
この講演会では、それらの人類の進化の歩みを紹介します。また、北京原人などに代表されるアジアの原人から、後期旧石器時代の港川人や、弥生時代の日本列島への人の移動などを通して、日本人のルーツに迫ります。
全国的にも最古級の三次市下本谷遺跡のある広島県に、いつごろどんな人がやって来たのか興味は尽くせません。皆さんぜひご参加ください。
■文化財講座第6回
平成19年11月10日(土)開催
「日本旧石器文化の現状と課題-鈴木遺跡と下本谷遺跡から-」
講師:國學院大學栃木短期大学(栃木県) 学芸員 戸田正勝さん
●広島県立歴史民俗資料館案内チラシより
日本列島の旧石器時代研究は、火山灰の研究が盛んな関東地方で最も進んでいます。この講演会では、南関東の中心的な遺跡である鈴木遺跡の調査と報告を担当し、関東地域の旧石器文化の成立を研究されておられる戸田先生に、日本の旧石器研究の現状と課題をご講演いただきます。
また関東地域の際古希の石器群と比べると、下本谷遺跡の石器がどのような文化に属するのか、などについてもお話いただきます。
三次と広島県の歴史の始まりについてのお話がうかがえますので、皆さんぜひご参加ください。
なお、上記2回の講演に関しての会場・参加費等の詳細は下記をご参照ください。
開催時間:午後2時~4時
会場:広島県立歴史民俗資料館 研修室
申込方法:当日受付
参加費:200円(資料代)
※お問合せは広島県立歴史民俗資料館にお願いします。
〒729-6216 広島県三次市小田幸町122
℡0824-66-2881
先週金曜日開幕した広島県立歴史民俗資料館・特別企画展「最古の狩人を求めて-中国山地と三次の旧石器文化-」の情報を連日お届けしておりますが、今回からは、展示会の関連行事等について連載してまいりたいと思います。
文化の秋、歴史の秋、行楽の秋・・・みなさまには、それぞれのスタイルの秋があると思いますが、この秋の予定に、これから連載する関連行事を加えてみてはいかがでしょうか?
今回特集するのは、文化財講座です。
文化財講座は、広島県立歴史民俗資料館にて、毎年考古学や民俗学、歴史学において、その道のエキスパートである講師をお招きし、講演していただくという企画で30年近く続く歴史ある講座のようです。
その講座が、「最古の狩人を求めて-中国山地と三次の旧石器文化-」展にあわせて、なんと2回行われます。
では、その2つの講演についてご紹介しましょう。
■文化財講座第5回
平成19年10月13日(土)開催
「人類の起源と日本人のルーツ」
講師:土井ヶ浜遺跡・人類学ミュージアム(山口県下関市豊北町) 館長 松下孝幸さん
●広島県立歴史民俗資料館案内チラシより
人類は、今から数百万年前にアフリカ大陸で類人猿の仲間から分かれ、原人・旧人・新人へと進化しました。
この講演会では、それらの人類の進化の歩みを紹介します。また、北京原人などに代表されるアジアの原人から、後期旧石器時代の港川人や、弥生時代の日本列島への人の移動などを通して、日本人のルーツに迫ります。
全国的にも最古級の三次市下本谷遺跡のある広島県に、いつごろどんな人がやって来たのか興味は尽くせません。皆さんぜひご参加ください。
■文化財講座第6回
平成19年11月10日(土)開催
「日本旧石器文化の現状と課題-鈴木遺跡と下本谷遺跡から-」
講師:國學院大學栃木短期大学(栃木県) 学芸員 戸田正勝さん
●広島県立歴史民俗資料館案内チラシより
日本列島の旧石器時代研究は、火山灰の研究が盛んな関東地方で最も進んでいます。この講演会では、南関東の中心的な遺跡である鈴木遺跡の調査と報告を担当し、関東地域の旧石器文化の成立を研究されておられる戸田先生に、日本の旧石器研究の現状と課題をご講演いただきます。
また関東地域の際古希の石器群と比べると、下本谷遺跡の石器がどのような文化に属するのか、などについてもお話いただきます。
三次と広島県の歴史の始まりについてのお話がうかがえますので、皆さんぜひご参加ください。
なお、上記2回の講演に関しての会場・参加費等の詳細は下記をご参照ください。
開催時間:午後2時~4時
会場:広島県立歴史民俗資料館 研修室
申込方法:当日受付
参加費:200円(資料代)
※お問合せは広島県立歴史民俗資料館にお願いします。
〒729-6216 広島県三次市小田幸町122
℡0824-66-2881
2007年10月7日日曜日
「最古の狩人を求めて」展 新聞記事に載る
10月5日に開幕した広島県立歴史民俗資料館(広島県立みよし風土記の丘)特別企画展「最古の狩人を求めて-中国山地と三次の旧石器文化-」に関する記事が、中国新聞と毎日新聞に掲載されました。
なお、それぞれの新聞社のHP内にも掲載されておりますので、ぜひご覧ください。
しかし、ナウマンゾウの骨格標本は、迫力ありますねぇ~!!
2007年10月6日付 中国新聞より(HP地域ニュース内)
→「三次の旧石器文化展始まる」
2007年10月6日付 毎日新聞広島版より(HPより)
→特別企画展:「最古の狩人を求めて」 三次・県立歴史民俗資料館で開幕 /広島
なお、それぞれの新聞社のHP内にも掲載されておりますので、ぜひご覧ください。
しかし、ナウマンゾウの骨格標本は、迫力ありますねぇ~!!
2007年10月6日付 中国新聞より(HP地域ニュース内)
→「三次の旧石器文化展始まる」
2007年10月6日付 毎日新聞広島版より(HPより)
→特別企画展:「最古の狩人を求めて」 三次・県立歴史民俗資料館で開幕 /広島
2007年10月5日金曜日
いよいよ今日オープン!!!!!「最古の狩人を求めて」展
今日10月5日(金)。
広島県立歴史民俗資料館にて開催される特別企画展「最古の狩人を求めて-中国山地と三次の旧石器文化-」がオープンします。
日本の旧石器時代の見方が変わるかもしれない....
みなさん、ぜひぜひ一度ご来館ください。
入館料
一般:500円(400円) 高校生・大学生:380円(300円) 小学生・中学生250円(200円)
※( )内は20名以上の団体 常設展も見学可能 (11月3日は入館無料です)
開館時間 午前9時から午後5時(ただし 入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日(ただし、10月8日は開館します)
広島県立歴史民俗資料館にて開催される特別企画展「最古の狩人を求めて-中国山地と三次の旧石器文化-」がオープンします。
日本の旧石器時代の見方が変わるかもしれない....
みなさん、ぜひぜひ一度ご来館ください。
入館料
一般:500円(400円) 高校生・大学生:380円(300円) 小学生・中学生250円(200円)
※( )内は20名以上の団体 常設展も見学可能 (11月3日は入館無料です)
開館時間 午前9時から午後5時(ただし 入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日(ただし、10月8日は開館します)
2007年10月4日木曜日
広島県立歴史民俗資料館・特別企画展のお知らせ~その2~
「展示資料がおもしろい」
さてさて、連日お送りしております広島県立歴史民俗資料館特別企画展「最古の狩人を求めてー中国山地と三次の旧石器文化ー」ですが、いよいよ明日の開催に迫りました。
そこで今回は、主に展示される資料についてご紹介したいと思います。
第1章 人類の発達と旧石器文化
人類複顔模型 広島県立歴史博物館蔵
猿人~新人頭骨化石(複製) 鮮新世~更新世 広島県立歴史博物館蔵
オルドヴァイ文化の石器 前期旧石器時代 広島大学考古学研究室・広島県立歴史博物館蔵
アシュール文化の石器 前期旧石器時代 広島県立歴史博物館蔵
周口店の石器(複製) 前期旧石器時代 明治大学博物館蔵
ムスティエ文化の石器 中期旧石器時代 広島県立歴史博物館蔵
丁村の石器 中期旧石器時代 野尻湖ナウマン象博物館蔵
石壮里の石器(複製) 中期旧石器時代 明治大学博物館蔵
県内の後期旧石器 後期旧石器時代 個人蔵
第2章 氷河期の動物と石の道具
ナウマンゾウ全身骨格(複製) 更新世 三重県立博物館蔵
ナウマンゾウ下顎骨化石 更新世 広島県立歴史博物館蔵
ナウマンゾウ・トウヨウゾウ・ニホンムカシジカ化石類 更新世 倉敷市立自然史博物館蔵
県内の旧石器類 後期旧石器時代 広島県教育委員会・北広島町教育委員会・個人蔵
第3章 日本の旧石器文化
史跡岩宿遺跡出土の石器類 後期旧石器時代 明治大学博物館蔵(重要文化財)
鈴木遺跡の石器類 後期旧石器時代 小平市教育委員会蔵
仲町遺跡出土の石器類 後期旧石器時代 信濃町教育委員会蔵
竹佐仲原遺跡出土の石器類 ~後期旧石器時代 長野県埋蔵文化財センター
立が鼻遺跡出土の石器類(複製) ~後期旧石器時代 野尻湖ナウマンゾウ博物館蔵
宮田山遺跡の石器類 後期旧石器時代 個人蔵
井島遺跡出土の石器類 後期旧石器時代 岡山理科大学蔵
瀬戸内海沿岸地域の石器 後期旧石器時代 当館・個人蔵
翠鳥園遺跡出土の石器類と石器群剥取り模型 後期旧石器時代 羽曳野市教育委員会蔵
第4章 中国山地と三次の旧石器文化
下本谷遺跡出土の石器・礫 後期旧石器時代 三次市教育委員会・広島県教育委員会蔵
原田遺跡礫群剥取り 後期旧石器時代 島根県教育庁埋蔵文化財調査センター蔵
野原遺跡群風早A地点出土の石器 後期旧石器時代 岡山県古代吉備文化財センター蔵
恩原2遺跡出土の石器 後期旧石器時代 岡山大学考古学研究室蔵
戸谷遺跡出土の石器 後期旧石器時代 岡山理科大学蔵
小林河原遺跡出土の石器 後期旧石器時代 岡山理科大学蔵
県内(備後地域)の石器など 後期旧石器時代 広島県教育委員会蔵ほか
県内(安芸地域)の石器 後期旧石器時代 広島県教育委員会蔵ほか
おわりに
綾羅木遺跡の石器 下関市立考古博物館蔵
世羅町風呂元の偽石器 個人蔵
さて、非常に中身の濃い展示会であることが、これらの展示資料からも伺えますね。このほかにも多くの資料が展示されるようです。なお、期間中に展示替えを行う場合もあるとのことです。
ところで、ここ広島県三次市は、毎年この時期になると早朝から深い霧に包まれ雲海の街として知られています。そんな霧が晴れるが如く、三次の、いや日本の旧石器文化が解き明かされるかもしれない。
皆さんどうぞ、歴史の証人となるべくこの展示会に足をお運びください。
さてさて、連日お送りしております広島県立歴史民俗資料館特別企画展「最古の狩人を求めてー中国山地と三次の旧石器文化ー」ですが、いよいよ明日の開催に迫りました。
そこで今回は、主に展示される資料についてご紹介したいと思います。
第1章 人類の発達と旧石器文化
人類複顔模型 広島県立歴史博物館蔵
猿人~新人頭骨化石(複製) 鮮新世~更新世 広島県立歴史博物館蔵
オルドヴァイ文化の石器 前期旧石器時代 広島大学考古学研究室・広島県立歴史博物館蔵
アシュール文化の石器 前期旧石器時代 広島県立歴史博物館蔵
周口店の石器(複製) 前期旧石器時代 明治大学博物館蔵
ムスティエ文化の石器 中期旧石器時代 広島県立歴史博物館蔵
丁村の石器 中期旧石器時代 野尻湖ナウマン象博物館蔵
石壮里の石器(複製) 中期旧石器時代 明治大学博物館蔵
県内の後期旧石器 後期旧石器時代 個人蔵
第2章 氷河期の動物と石の道具
ナウマンゾウ全身骨格(複製) 更新世 三重県立博物館蔵
ナウマンゾウ下顎骨化石 更新世 広島県立歴史博物館蔵
ナウマンゾウ・トウヨウゾウ・ニホンムカシジカ化石類 更新世 倉敷市立自然史博物館蔵
県内の旧石器類 後期旧石器時代 広島県教育委員会・北広島町教育委員会・個人蔵
第3章 日本の旧石器文化
史跡岩宿遺跡出土の石器類 後期旧石器時代 明治大学博物館蔵(重要文化財)
鈴木遺跡の石器類 後期旧石器時代 小平市教育委員会蔵
仲町遺跡出土の石器類 後期旧石器時代 信濃町教育委員会蔵
竹佐仲原遺跡出土の石器類 ~後期旧石器時代 長野県埋蔵文化財センター
立が鼻遺跡出土の石器類(複製) ~後期旧石器時代 野尻湖ナウマンゾウ博物館蔵
宮田山遺跡の石器類 後期旧石器時代 個人蔵
井島遺跡出土の石器類 後期旧石器時代 岡山理科大学蔵
瀬戸内海沿岸地域の石器 後期旧石器時代 当館・個人蔵
翠鳥園遺跡出土の石器類と石器群剥取り模型 後期旧石器時代 羽曳野市教育委員会蔵
第4章 中国山地と三次の旧石器文化
下本谷遺跡出土の石器・礫 後期旧石器時代 三次市教育委員会・広島県教育委員会蔵
原田遺跡礫群剥取り 後期旧石器時代 島根県教育庁埋蔵文化財調査センター蔵
野原遺跡群風早A地点出土の石器 後期旧石器時代 岡山県古代吉備文化財センター蔵
恩原2遺跡出土の石器 後期旧石器時代 岡山大学考古学研究室蔵
戸谷遺跡出土の石器 後期旧石器時代 岡山理科大学蔵
小林河原遺跡出土の石器 後期旧石器時代 岡山理科大学蔵
県内(備後地域)の石器など 後期旧石器時代 広島県教育委員会蔵ほか
県内(安芸地域)の石器 後期旧石器時代 広島県教育委員会蔵ほか
おわりに
綾羅木遺跡の石器 下関市立考古博物館蔵
世羅町風呂元の偽石器 個人蔵
さて、非常に中身の濃い展示会であることが、これらの展示資料からも伺えますね。このほかにも多くの資料が展示されるようです。なお、期間中に展示替えを行う場合もあるとのことです。
ところで、ここ広島県三次市は、毎年この時期になると早朝から深い霧に包まれ雲海の街として知られています。そんな霧が晴れるが如く、三次の、いや日本の旧石器文化が解き明かされるかもしれない。
皆さんどうぞ、歴史の証人となるべくこの展示会に足をお運びください。
2007年10月2日火曜日
広島県立歴史民俗資料館・特別企画展のおしらせ~その1~
「今、旧石器がおもしろい」
三次旧石器文化研究会よりお知らせします。
このブログ内でもすでにご案内しておりますように、広島県立歴史民俗資料館では、
特別企画展『最古の狩人を求めて-中国山地と三次の旧石器文化-』
がいよいよ今週10月5日金曜日より開催されます。
そこで、この展示会を応援する当研究会のプロジェクト第2弾としまして、今回は、展示の内容についてご案内してみたいと思います。
【展示構成】
この展示会では、旧石器時代における人類の発展過程や、日本における旧石器時代の文化、そして、中国山地と三次の旧石器文化について、大きく4つの「章」に分けて紹介するという構成になっています。ちなみに下記文章はについては、同展示会のチラシより転載させていただきました。
●第1章 人類の発達と旧石器文化
猿人から新人に至る人類の発展を、複顔模型や頭骨化石(複製)と、前期旧石器・中期旧石器・後期旧石器などの石器から段階ごとに展示します。
●第2章 氷河期の動物と石の道具
旧石器時代の狩の対象であったナウマン像の全身骨格(複製)やニホンムカシジカなどの動物化石類と、当時の代表的な石器であるナイフ形石器や槍先形尖頭器・彫刻刀形石器などを紹介します。
●第3章 日本の旧石器文化
日本国内で初めて旧石器文化の存在が確認された史跡岩宿遺跡の石器(国重要文化財)をはじ め、南関東の石器の変遷や、国内最古級とも考えられる関東・中部地方の石器などと、瀬戸内海の 沿岸地域で発達した石器や変遷も紹介します。
●第4章 中国山地と三次の旧石器文化
発掘調査によって国内最古級と報道された下本谷遺跡を中心に、中国山地の代表的な旧石器時 代遺跡の石器を紹介します。また、三次~庄原地域の旧石器類をはじめ、安芸地域と備後地域に分 けて県内の主な旧石器類を展示します。
といった塩梅に大変中身の濃い内容であり、われわれ日本列島に住む人間たちのルーツを垣間見ることの出来る展示会となるのではないかと、わくわくしております。
特に最後の第4章では、われわれ三次旧石器文化研究会も関わった下本谷遺跡についても大きく取り上げられるようです。
次回は主に展示される展示物についてご紹介したいと考えております。
三次旧石器文化研究会よりお知らせします。
このブログ内でもすでにご案内しておりますように、広島県立歴史民俗資料館では、
特別企画展『最古の狩人を求めて-中国山地と三次の旧石器文化-』
がいよいよ今週10月5日金曜日より開催されます。
そこで、この展示会を応援する当研究会のプロジェクト第2弾としまして、今回は、展示の内容についてご案内してみたいと思います。
【展示構成】
この展示会では、旧石器時代における人類の発展過程や、日本における旧石器時代の文化、そして、中国山地と三次の旧石器文化について、大きく4つの「章」に分けて紹介するという構成になっています。ちなみに下記文章はについては、同展示会のチラシより転載させていただきました。
●第1章 人類の発達と旧石器文化
猿人から新人に至る人類の発展を、複顔模型や頭骨化石(複製)と、前期旧石器・中期旧石器・後期旧石器などの石器から段階ごとに展示します。
●第2章 氷河期の動物と石の道具
旧石器時代の狩の対象であったナウマン像の全身骨格(複製)やニホンムカシジカなどの動物化石類と、当時の代表的な石器であるナイフ形石器や槍先形尖頭器・彫刻刀形石器などを紹介します。
●第3章 日本の旧石器文化
日本国内で初めて旧石器文化の存在が確認された史跡岩宿遺跡の石器(国重要文化財)をはじ め、南関東の石器の変遷や、国内最古級とも考えられる関東・中部地方の石器などと、瀬戸内海の 沿岸地域で発達した石器や変遷も紹介します。
●第4章 中国山地と三次の旧石器文化
発掘調査によって国内最古級と報道された下本谷遺跡を中心に、中国山地の代表的な旧石器時 代遺跡の石器を紹介します。また、三次~庄原地域の旧石器類をはじめ、安芸地域と備後地域に分 けて県内の主な旧石器類を展示します。
といった塩梅に大変中身の濃い内容であり、われわれ日本列島に住む人間たちのルーツを垣間見ることの出来る展示会となるのではないかと、わくわくしております。
特に最後の第4章では、われわれ三次旧石器文化研究会も関わった下本谷遺跡についても大きく取り上げられるようです。
次回は主に展示される展示物についてご紹介したいと考えております。
2007年9月27日木曜日
広島県立歴史民俗資料館・特別企画展のおしらせ~プロローグ~
広島県三次市にある広島県立歴史民俗資料館(広島県立みよし風土記の丘内)では、下本谷遺跡の旧石器を中心に取り上げた特別企画展のオープンが近づいています。
今後当研究会としても、この展示会を影ながらではありますが、応援すべくこのブログ内にて、情報の提供を行っていく計画です。
今後当研究会としても、この展示会を影ながらではありますが、応援すべくこのブログ内にて、情報の提供を行っていく計画です。
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