三次旧石器文化研究会のブログをご覧の皆さまこんにちは。
朝晩寒くなってまいりましたが、如何お過ごしでしょうか?
何てなことを言ってたのが少し前のような気がしています。え、もう11月!!などと、ひとりで驚いたりなんかして・・・。
季節の移り変わりを、年々早く感じてしまう管理人です。
さて、今回の話題ですが、当研究会代表である三枝健二氏の講演会が開催されることとなりましたので、そのご案内をさせて頂きます。
この講演会は、広島市三滝地区での開催となります。
三次市・下本谷遺跡における最新の研究成果からみた同遺跡の位置付けなどについて、興味深い話が聞けそうです。
詳しくは、上記チラシの方をご覧ください。
以上、三枝健二氏講演会のお知らせでした。
2017年11月8日水曜日
2016年12月4日日曜日
三旧研アーカイブス更新しました!!
当ブログをいつもご覧いただきまして有難うございます。
いよいよ今年もあと1か月を切りました。本当に早いですね。年々早く過ぎるように感じる1年ですが、今年もあっという間でした。
みなさまにとって、今年はどのような年でしたか?
さて、今回師走のはじめにお届けするのは、三旧研アーカイブス更新の情報です。
三旧研メンバーによる論文や資料報告などなど、気軽な投稿の場として設置した三旧研アーカイブス。みなさまご覧いただいていますでしょうか?
そんなアーカイブスの最新投稿として、当研究会代表の三枝健二氏が発表されましたのでご紹介いたします。
今回のタイトルは
です。
三枝代表の地道な研究姿勢には会員一同いつも頭が下がります。同時に「我々も!・・・」と発奮させて頂く思いです。
是非皆さんご覧になってくださいね!
いよいよ今年もあと1か月を切りました。本当に早いですね。年々早く過ぎるように感じる1年ですが、今年もあっという間でした。
みなさまにとって、今年はどのような年でしたか?
さて、今回師走のはじめにお届けするのは、三旧研アーカイブス更新の情報です。
三旧研メンバーによる論文や資料報告などなど、気軽な投稿の場として設置した三旧研アーカイブス。みなさまご覧いただいていますでしょうか?
そんなアーカイブスの最新投稿として、当研究会代表の三枝健二氏が発表されましたのでご紹介いたします。
今回のタイトルは
三枝健二 「北部アフリカの前期旧石器資料などについて」
です。
三枝代表の地道な研究姿勢には会員一同いつも頭が下がります。同時に「我々も!・・・」と発奮させて頂く思いです。
是非皆さんご覧になってくださいね!
2016年10月29日土曜日
三枝氏講演会リポート
三旧研ブログをご覧のみなさま、こんにちは。いつもご覧いただき有難うございます。
さて、今回は、去る9月、三次地方史研究会9月例会として開催された、当研究会代表の三枝健二氏講演会『日本の旧石器文化と三次(上)-下本谷遺跡の歴史的意義-』の聴講レポートをお届けいたします。
という訳で、当研究会会員のMさんに早速その感想についてレポートして頂きます。
ひさしぶりに考古学講座を堪能した喜びを、 どうお伝えすれば良いか考えている間に時が過ぎてしまいました。 でも旧石器時代の何万年という単位に比べれば、まだまだ許される範囲としていただきたいです。
ある高齢の参加者のおじさまに、「 わしがナウマン象捕まえてきてやるから、あんたぁ、 あの変な形の下本谷の石器で切れるかどうかやってみぃや」 と真面目な顔で言われました。
三枝氏の積み重ねてきた研究とその姿勢、 今回の下本谷出土石器の考察位置づけに感涙した私ですが、このおじさまの言葉に一層感動しました。
笑い話ではありません。
初めて旧石器の話を聞いた人に、 まずは下本谷を伝えることができたのです。
勿論、ナウマン象は絶滅したことや、 実験考古学等々つい語ってみましたが、私には『 下本谷の変な石器』の言葉を覆すことが出来ませんでした。
次回の講座をお楽しみに、ということになっています。
はい、私も楽しみです!
レポートありがとうございました!
旧石器研究の奥深さと久々に三次で聴く本格的な考古学講演会への感動がひしひし伝わってくるレポートでした。三旧研会員のみなさま、当日の講演会感想でも結構ですし、そのほか遺跡探訪記や博物館めぐりの感想、研究レポート、日々感じることなど。もし有りましたらブログ管理人まで、是非ご連絡ください。
さて、今回は、去る9月、三次地方史研究会9月例会として開催された、当研究会代表の三枝健二氏講演会『日本の旧石器文化と三次(上)-下本谷遺跡の歴史的意義-』の聴講レポートをお届けいたします。
という訳で、当研究会会員のMさんに早速その感想についてレポートして頂きます。
ひさしぶりに考古学講座を堪能した喜びを、
ある高齢の参加者のおじさまに、「
三枝氏の積み重ねてきた研究とその姿勢、
笑い話ではありません。
初めて旧石器の話を聞いた人に、
勿論、ナウマン象は絶滅したことや、
次回の講座をお楽しみに、ということになっています。
はい、私も楽しみです!
レポートありがとうございました!
旧石器研究の奥深さと久々に三次で聴く本格的な考古学講演会への感動がひしひし伝わってくるレポートでした。三旧研会員のみなさま、当日の講演会感想でも結構ですし、そのほか遺跡探訪記や博物館めぐりの感想、研究レポート、日々感じることなど。もし有りましたらブログ管理人まで、是非ご連絡ください。
2016年9月25日日曜日
三枝氏講演会開催されました!
みなさんこんにちは。
三旧研のブログ管理人です。
秋の気配が漂い始めた最近ですが、そんな折、昨日、三次旧石器文化研究会代表の三枝健二氏による講演会が開催されました。
今回の講演会は、三次地方史研究会9月例会において、『日本の旧石器文化と三次(上)-下本谷遺跡の歴史的意義-』と題し開かれました。
管理人は、非常に残念なことに仕事のため出席することができませんでしたが、聞くところによると、予想以上の参加があったとのことでした。
そんな講演会がどのようなものだったのか。後日、当会員の方々によるレポートを公開する予定です
それでは、次回そちらの方もぜひお楽しみに♫
三旧研のブログ管理人です。
秋の気配が漂い始めた最近ですが、そんな折、昨日、三次旧石器文化研究会代表の三枝健二氏による講演会が開催されました。
今回の講演会は、三次地方史研究会9月例会において、『日本の旧石器文化と三次(上)-下本谷遺跡の歴史的意義-』と題し開かれました。
管理人は、非常に残念なことに仕事のため出席することができませんでしたが、聞くところによると、予想以上の参加があったとのことでした。
そんな講演会がどのようなものだったのか。後日、当会員の方々によるレポートを公開する予定です
それでは、次回そちらの方もぜひお楽しみに♫
2016年9月4日日曜日
三枝氏、最新研究公開!
三旧研ブログをご覧のみなさま。残暑お見舞い申しあげます。酷暑、激暑の真夏8月でした。みなさまよくぞ暑さに耐えられました!
更新日の本日は、当地方台風12号の接近が心配されております。今年まともに近づくのは恐らく初めてではないでしょうか?
しかし、関東や東北・北海道では台風が再々襲来し、多くの被害が出てしまいました。被害に遭われた方々に対しまして、心よりお見舞い申しあげます。
さて、2か月ぶりとなりました今回の話題は、三旧研アーカイブスについてです。
広島県内の旧石器に関して、精力的に研究活動を行っている当研究会代表・三枝健二氏が、今月新たに研究成果を公開されましたのでお知らせいたします!!
三枝 健二「広島県内旧石器関係資料報告(2)」
今回の研究報告では、三枝氏が以前広島県立歴史民俗資料館の研究紀要にて発表された資料報告の続編として、県内の3ヵ所の旧石器時代遺跡の資料について非常に微細に研究され、その成果を詳述されています。
というわけで、今回の報告も非常に興味深い内容となっております。
詳細につきましては、PDFファイルにていつもの三旧研アーカイブス上で公開しますので、是非ご覧ください!
更新日の本日は、当地方台風12号の接近が心配されております。今年まともに近づくのは恐らく初めてではないでしょうか?
しかし、関東や東北・北海道では台風が再々襲来し、多くの被害が出てしまいました。被害に遭われた方々に対しまして、心よりお見舞い申しあげます。
さて、2か月ぶりとなりました今回の話題は、三旧研アーカイブスについてです。
広島県内の旧石器に関して、精力的に研究活動を行っている当研究会代表・三枝健二氏が、今月新たに研究成果を公開されましたのでお知らせいたします!!
三枝 健二「広島県内旧石器関係資料報告(2)」
今回の研究報告では、三枝氏が以前広島県立歴史民俗資料館の研究紀要にて発表された資料報告の続編として、県内の3ヵ所の旧石器時代遺跡の資料について非常に微細に研究され、その成果を詳述されています。
というわけで、今回の報告も非常に興味深い内容となっております。
詳細につきましては、PDFファイルにていつもの三旧研アーカイブス上で公開しますので、是非ご覧ください!
2016年7月14日木曜日
三枝氏講演会チラシが出来ました!
みなさん、こんにちは。
いつも、当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
さて、今回は、前回の投稿でもお伝えした当研究会代表・三枝健二氏の講演会開催の続報です。
チラシが完成しました!!
いつも、当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
さて、今回は、前回の投稿でもお伝えした当研究会代表・三枝健二氏の講演会開催の続報です。
チラシが完成しました!!
5年ぶりとなる三次での三枝氏の講演。前回も申しましたが、下本谷遺跡はもとより、三次の旧石器文化について大変興味深い内容となるのではないかと思います。今から大変楽しみです。
三次地方史研究会の例会として開催されるこの講演ですが、旧石器時代に関心のある方をはじめ、歴史や考古学に関心を持たれている方々は是非ご参加お待ちしております!!
2016年6月18日土曜日
三枝健二氏 講演会のお知らせ
みなさん、こんにちは。
いつも、当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
さて、今回のお知らせは見出しの通り、当研究会代表の三枝健二氏の講演会開催に関する情報をお届けいたします。
三枝氏講演会は、三次地方史研究会9月例会において開催されます。
詳細は、以下の通りです。
演題 『日本の旧石器文化と三次(上)-下本谷遺跡の歴史的意義-』
講師 三次旧石器文化研究会 代表 三枝健二
日時 2016年9月24日(土)午後1時30分~
場所 三次市生涯学習センター(広島県三次市十日市東3-14-25)
さて、講演の概要ですが、三枝氏によると、『三次市下本谷遺跡出土の石器類を中心に、最近の調査資料を交え、列島内の主な前・中期旧石器時代遺跡との対比を通して、下本谷遺つくられた時代を推定し、その歴史的な意義などを考える。』とのことです。
三次での旧石器時代の講演は2011(平成23)年の風土記の丘の歴風トーク以来5年ぶりとのこと。当時は未報告のためはっきりと表現できなかったことも多かったようです。そのため、今回は「いつの時代に作られた」「どのような遺跡」かなど、かなり具体的な話になるように聞いています。
下本谷遺跡はもとより、三次の旧石器文化に興味のある方は是非ご参加ください。
いつも、当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
さて、今回のお知らせは見出しの通り、当研究会代表の三枝健二氏の講演会開催に関する情報をお届けいたします。
三枝氏講演会は、三次地方史研究会9月例会において開催されます。
詳細は、以下の通りです。
演題 『日本の旧石器文化と三次(上)-下本谷遺跡の歴史的意義-』
講師 三次旧石器文化研究会 代表 三枝健二
日時 2016年9月24日(土)午後1時30分~
場所 三次市生涯学習センター(広島県三次市十日市東3-14-25)
さて、講演の概要ですが、三枝氏によると、『三次市下本谷遺跡出土の石器類を中心に、最近の調査資料を交え、列島内の主な前・中期旧石器時代遺跡との対比を通して、下本谷遺つくられた時代を推定し、その歴史的な意義などを考える。』とのことです。
三次での旧石器時代の講演は2011(平成23)年の風土記の丘の歴風トーク以来5年ぶりとのこと。当時は未報告のためはっきりと表現できなかったことも多かったようです。そのため、今回は「いつの時代に作られた」「どのような遺跡」かなど、かなり具体的な話になるように聞いています。
下本谷遺跡はもとより、三次の旧石器文化に興味のある方は是非ご参加ください。
2016年6月12日日曜日
三枝健二氏「研究報告」発表される!!
こんにちは。三旧研ブログ管理人です。
さて、三旧研ブログをご覧のみなさま。いつもこのブログをご覧いただきありがとうございます。
全国的に梅雨本番となり、じめじめした日々が続きますが如何お過ごしでしょうか?
今日は、当研究会代表・三枝健二氏の最新研究報告が公開されましたのでお知らせいたします!!
三枝 健二「広島県内採集の偽石器資料について」
今回の研究報告では、三枝氏が県内の3ヵ所において採集した偽石器資料に焦点を当て、特徴などについて、詳細に分析・研究されています。
詳細につきましては、PDFファイルにていつもの三旧研アーカイブス上で公開しますので、是非ご覧ください!
さて、三旧研ブログをご覧のみなさま。いつもこのブログをご覧いただきありがとうございます。
全国的に梅雨本番となり、じめじめした日々が続きますが如何お過ごしでしょうか?
今日は、当研究会代表・三枝健二氏の最新研究報告が公開されましたのでお知らせいたします!!
三枝 健二「広島県内採集の偽石器資料について」
今回の研究報告では、三枝氏が県内の3ヵ所において採集した偽石器資料に焦点を当て、特徴などについて、詳細に分析・研究されています。
詳細につきましては、PDFファイルにていつもの三旧研アーカイブス上で公開しますので、是非ご覧ください!
2016年3月27日日曜日
三枝健二氏の最新研究発表される!
三旧研ブログをご覧のみなさま。ブログ管理人です。
いつも更新をさぼってしまい、会員のみなさまやブログを楽しみにしていただいているみなさんには申し訳なく思っております。
「いぬる」 「にげる」 「さる」 とは、1月から3月にかけては、時が非常に早く経つ=つまり、何かと慌ただしい、忙しい。ということを表現したものと承知しております。
言い訳?そんなことで良いわけ(怒)・・・そんな、声が聞こえてきそうです。ごめんなさい。
さて、2016年が刻々と動く中、昨年開設した三旧研アーカイブスより、新たなニュースが入りました。
当研究会代表の三枝健二氏による最新の研究報告が発表されました!!
三枝 健二「香川県内採集の旧石器資料について」
今回の報告では、昭和30年代後半から40年代初頭にかけ、三枝氏が香川県内にて採集した旧石器資料を取りあげて紹介しております。
詳細につきましては、PDFファイルにて三旧研アーカイブス上で公開しますので、是非ご覧ください!
いつも更新をさぼってしまい、会員のみなさまやブログを楽しみにしていただいているみなさんには申し訳なく思っております。
「いぬる」 「にげる」 「さる」 とは、1月から3月にかけては、時が非常に早く経つ=つまり、何かと慌ただしい、忙しい。ということを表現したものと承知しております。
言い訳?そんなことで良いわけ(怒)・・・そんな、声が聞こえてきそうです。ごめんなさい。
さて、2016年が刻々と動く中、昨年開設した三旧研アーカイブスより、新たなニュースが入りました。
当研究会代表の三枝健二氏による最新の研究報告が発表されました!!
三枝 健二「香川県内採集の旧石器資料について」
今回の報告では、昭和30年代後半から40年代初頭にかけ、三枝氏が香川県内にて採集した旧石器資料を取りあげて紹介しております。
詳細につきましては、PDFファイルにて三旧研アーカイブス上で公開しますので、是非ご覧ください!
2015年10月31日土曜日
速報・三枝健二氏の研究論文発表される!!
三旧研ブログをご覧のみなさま。ブログ管理人です。
さてさて、三旧研アーカイブス開設のニュース。ご覧いただきましたでしょうか?
我々、三次旧石器文化研究会にとっては、非常に大きな明るい話題となりましたが、今回は、そのアーカイブス第1号となる論文をご紹介したいと思います。
タイトルはこちら↓↓↓です!!
三枝 健二「下本谷Ⅰ・Ⅱ期の再検討 ― 中期旧石器時代後半から後期旧石器時代初頭のナイフ形石器について―」
『下本谷遺跡の基礎的研究』の刊行から8年が経過した今年、三次旧石器文化研究会代表である三枝健二氏が、下本谷遺跡のⅠ・Ⅱ期の旧石器に関する最新論文を発表しました。
詳細につきましては、PDFファイルにて三旧研アーカイブス上で公開しますので、是非ご覧ください!
さてさて、三旧研アーカイブス開設のニュース。ご覧いただきましたでしょうか?
我々、三次旧石器文化研究会にとっては、非常に大きな明るい話題となりましたが、今回は、そのアーカイブス第1号となる論文をご紹介したいと思います。
タイトルはこちら↓↓↓です!!
三枝 健二「下本谷Ⅰ・Ⅱ期の再検討 ― 中期旧石器時代後半から後期旧石器時代初頭のナイフ形石器について―」
『下本谷遺跡の基礎的研究』の刊行から8年が経過した今年、三次旧石器文化研究会代表である三枝健二氏が、下本谷遺跡のⅠ・Ⅱ期の旧石器に関する最新論文を発表しました。
詳細につきましては、PDFファイルにて三旧研アーカイブス上で公開しますので、是非ご覧ください!
2014年4月21日月曜日
……久しぶりに更新します……
三次旧石器文化研究会ブログをご覧のみなさま、大変にご無沙汰いたしておりました。
私、当研究会会員でブログ担当の管理人です。当ブログの更新が何と3年半ぶり!ということになります。思い起こせば,この3年半,私個人様々なことがありました。世の中でも様々な事が起こり,激動の期間であったと感じております。会員のみなさまにおかれましては,すっかりご無沙汰の方も居られますがお元気でしょうか?
さて,今回久しぶりの更新に際しての投稿は,当研究会代表の三枝健二氏についての話題です。
すでにご承知の方もおられるかもしれませんが,今年2月,当研究会代表の三枝が広島県立歴史博物館を退職しました。それと相前後して同館発行の『研究紀要』に「中部備讃瀬戸採集の旧石器資料」という資料報告を出しました。
その報告にあたり,管理人も本人から直接聞いた話がいくつかあるのですが,本文には出てこない内容も多いので,その一部をここで御紹介しようと思います。
まず,今回報告されたこれらの資料ですが,なんと50年ほど前に採集したものだそうです。諸般の事情により,三枝氏自身も40年以上接することが出来ずに居たため報告が遅れてしまったそうです。
彼は岡山県玉野市の宮田山と宮山に挟まれた場所で生まれ,小学校入学前に偶然拾った石器が市内に住む郷土史家の目にとまり,鑑定を受けたことがきっかけとなって採集を始めたとのことです。その郷土史家が,ちょうどその頃に宮田山遺跡を報告した杉野文一氏であったことを知ったのは大学入学後だったそうです。
採集当時は今と違って子供がカメラなど持っている時代では無かったため,遺跡内での採集地点については断片的な記録しか残っていないようです。しかし,遺跡単位で採集時のまま保管されていたため,混入などは全くないそうです。後に,大学で鈴木遺跡(東京都小平市)の調査に参加し旧石器時代のユニット検出を体験した時,葛島で見た遺物の分布状況と酷似していたため絶句したとのこと,今なら絶対にカメラと平板とレベルを携えて行くのだが…,とも云っていました。
彼が育った岡山県玉野市から直島諸島にかけては,近代後半から金属精錬や造船などの工場が稼動し,その煤煙による公害によって広範囲な地域で植物が枯れる深刻な環境被害が起きました。宮田山や宮山を始めとした諸遺跡は,その公害による表土の流出により発見されたようです。昭和30年代後半における中部備讃瀬戸周辺の遺跡の状況は,本文中の各遺跡の記述からもその一端を窺うことが出来ます。
現在では環境も復元され島嶼部には緑が戻っていますが,三枝氏によると,玉野市内から直島町内の随所に旧石器時代以降の遺跡立地に適した丘陵などの地形が所在しており,より多くの遺跡が存在する可能性が極めて高い。とのことです。
尚,この報告は広島県立歴史博物館の『研究紀要』第16集に掲載されており,御入用の方は同館のミュージアムショップに連絡してください。
この度の三枝氏の退職を転機として,当研究会も新たな段階に進んでゆけるものと思います。管理人も,内容は保証できませんが,仕事と休日の子守りや畑仕事の合間を縫って更新をしていきたいと思います。
それでは,また,次の更新まで暫く失礼します。
2009年11月15日日曜日
戸田正勝・三枝健二両氏による最新論文が発表される。
過ぎた時間を埋めるべく、三旧研の情報をお伝えしたいと思うわけですが、まず、この情報からお届けしたいと思います。
本年3月、三次市・下本谷遺跡を中心とした旧石器に関する論文が発表されました。
タイトルは、
「広島県北東部における後期旧石器時代初頭の石器文化について—下本谷遺跡範囲確認調査資料の再検討から—」
三次市・下本谷遺跡出土資料や周辺遺跡の資料を総合的に検討するとともに、関東、武蔵野台地の遺跡における資料を中国山地のものと比較することで、下本谷遺跡の石器の位置付けを試みておられます。
執筆したのは、三次旧石器文化研究会代表で広島県立歴史民俗資料館主任学芸員の三枝健二氏と、同じく当研究会会員で國學院大學栃木短期大学学芸員・兼任講師の戸田正勝氏です。
これまで、三枝氏によって国内最古級の可能性が示されてきた下本谷遺跡が、東京・鈴木遺跡の調査でも知られる戸田氏によってどのように判断されているか。興味深い論文であると思います。研究者の方のみならず、ご興味のある方、是非お読みになってみては如何でしょうか?
なお、この論文は、広島県立歴史民俗資料館発行の『研究紀要』第7集に掲載されており、同館にて購入することが出来るそうです。(1冊500円・詳しくは直接資料館にお問い合わせください。)
本年3月、三次市・下本谷遺跡を中心とした旧石器に関する論文が発表されました。
タイトルは、
「広島県北東部における後期旧石器時代初頭の石器文化について—下本谷遺跡範囲確認調査資料の再検討から—」
三次市・下本谷遺跡出土資料や周辺遺跡の資料を総合的に検討するとともに、関東、武蔵野台地の遺跡における資料を中国山地のものと比較することで、下本谷遺跡の石器の位置付けを試みておられます。
執筆したのは、三次旧石器文化研究会代表で広島県立歴史民俗資料館主任学芸員の三枝健二氏と、同じく当研究会会員で國學院大學栃木短期大学学芸員・兼任講師の戸田正勝氏です。
これまで、三枝氏によって国内最古級の可能性が示されてきた下本谷遺跡が、東京・鈴木遺跡の調査でも知られる戸田氏によってどのように判断されているか。興味深い論文であると思います。研究者の方のみならず、ご興味のある方、是非お読みになってみては如何でしょうか?
なお、この論文は、広島県立歴史民俗資料館発行の『研究紀要』第7集に掲載されており、同館にて購入することが出来るそうです。(1冊500円・詳しくは直接資料館にお問い合わせください。)
2008年11月16日日曜日
三枝代表、口和で足踏脱穀機を語る(講演会のお知らせ)
前回は、旧石器時代の講演会についてお知らせいたしました。
続いて、お知らせするのは、三枝代表が展開するもうひとつの研究テーマ「足踏脱穀機(あしぶみだっこくき)」についての講演会情報です。
↓↓↓
口和を語る郷土史講座1
『足踏脱穀機の歴史と口和町』
講師:広島県立歴史民俗資料館主任学芸員 三枝健二
日時:平成20年11月29日(土)13時30分~15時
場所:庄原市口和郷土資料館ロビー(地図)
続いて、お知らせするのは、三枝代表が展開するもうひとつの研究テーマ「足踏脱穀機(あしぶみだっこくき)」についての講演会情報です。
↓↓↓
口和を語る郷土史講座1
『足踏脱穀機の歴史と口和町』
講師:広島県立歴史民俗資料館主任学芸員 三枝健二
日時:平成20年11月29日(土)13時30分~15時
場所:庄原市口和郷土資料館ロビー(地図)
2008年11月15日土曜日
三枝代表、三次盆地の旧石器文化を語る(講演会のお知らせ)
みなさん。こんにちわ。いかがお過ごしでしょうか?
私、管理人における今年の秋は、劇的な生活様式の変化に対応しきれず、少々グロッキーな状況に・・・(笑)。
風邪など引きやすい季節です。みなさまくれぐれもお気をつけください。
さて、今月から来月にかけて当研究会代表の三枝健二氏による講演会が各地で行なわれます。
今回は、その中から、来月12月に開催される歴風トークの情報をお届けいたします。
歴風トークとは、三次市にある広島県立歴史民俗資料館(みよし風土記の丘内)で実施されている学芸員や若手の研究者等による講演会です。しかし、一方的にお話を聞くだけではなく、疑問や意見などを比較的自由に投げかけあうことのできる企画となっています。
三枝代表は、その平成20年度歴風トークの第1回を担当します。
タイトルは、『三次盆地における後期旧石器時代初頭の石器文化について』です。
いったいどのようなお話になるのか。楽しみです。
「特に三次・庄原といった地元の皆さんにお聞きいただきたい。」と三枝代表。
ナウマン象がいた時代、この地域はどのような状況だったのでしょうか?
きっと、さまざまな疑問も浮かぶのではないかと思います。
そんな疑問を是非、参加して三枝さんにぶつけてみましょう(笑)
そしてみんなで旧石器時代の歴史解明にチャレンジしてみましょう。
平成20年度歴風トーク
第1回『三次盆地における後期旧石器時代初頭の石器文化について』
講師:三枝健二(広島県立歴史民俗資料館主任学芸員)
開催日時:平成20年12月14日(日)午後2時から4時
会場:広島県立歴史民俗資料館 研修室
対象:高校生以上(定員20名)
受講料:無料
問合せ:広島県立歴史民俗資料館(℡0824-66-2881)
私、管理人における今年の秋は、劇的な生活様式の変化に対応しきれず、少々グロッキーな状況に・・・(笑)。
風邪など引きやすい季節です。みなさまくれぐれもお気をつけください。
さて、今月から来月にかけて当研究会代表の三枝健二氏による講演会が各地で行なわれます。
今回は、その中から、来月12月に開催される歴風トークの情報をお届けいたします。
歴風トークとは、三次市にある広島県立歴史民俗資料館(みよし風土記の丘内)で実施されている学芸員や若手の研究者等による講演会です。しかし、一方的にお話を聞くだけではなく、疑問や意見などを比較的自由に投げかけあうことのできる企画となっています。
三枝代表は、その平成20年度歴風トークの第1回を担当します。
タイトルは、『三次盆地における後期旧石器時代初頭の石器文化について』です。
いったいどのようなお話になるのか。楽しみです。
「特に三次・庄原といった地元の皆さんにお聞きいただきたい。」と三枝代表。
ナウマン象がいた時代、この地域はどのような状況だったのでしょうか?
きっと、さまざまな疑問も浮かぶのではないかと思います。
そんな疑問を是非、参加して三枝さんにぶつけてみましょう(笑)
そしてみんなで旧石器時代の歴史解明にチャレンジしてみましょう。
平成20年度歴風トーク
第1回『三次盆地における後期旧石器時代初頭の石器文化について』
講師:三枝健二(広島県立歴史民俗資料館主任学芸員)
開催日時:平成20年12月14日(日)午後2時から4時
会場:広島県立歴史民俗資料館 研修室
対象:高校生以上(定員20名)
受講料:無料
問合せ:広島県立歴史民俗資料館(℡0824-66-2881)
2008年8月19日火曜日
戸田正勝先生来広!三旧研~夏の勉強会~開催②
お久しぶりです。こんにちわ。三旧研のブログ管理人、久しぶり登場です。 さて、私事ですが、今月転職し、非常に慌しく日々を過ごしております。但し、日々の生活に若干余裕が出てきたというメリットもありますね。 毎日、夕食の一品を手伝うという余裕。う~む、美味です。今夜は鳥のから揚げやら野菜をたっぷし入れたサラダをこしらえまして、らっきょう酢で味付けいたしました。 おかげさまで、シュワシュワと泡を立てるビールが進んでしまいました。 えっ、いや・・・こんなことばかりしてて、ブログを横着してた訳ではないんですよ。 いろいろと・・・いろいろと~・・・。どうも、申し訳ありませんでしたm(__)m
さあ、本題に入りましょう(~_~;) 先月、この話題でお伝えしましたとおり、三次旧石器文化研究会では7月20日・21日の2日間にわたり,当研究会会員で栃木県・國學院大學栃木短期大學の戸田正勝先生をお招きし、勉強会を実施しました。
今回は、前回の続き、7月20日晩の懇親会の模様についてお伝えいたします。
市内某所の居酒屋を会場とし、会員が参加した懇親会は、遠路はるばるお越しいただいた戸田先生を歓迎する会となりました。

【右写真①】 戸田先生を囲み話題に花が咲く懇親会の様子
懇親会では、会員諸氏の近況や、近隣の発掘調査などの情報を交換したり、戸田先生を質問攻めにしたり、と、非常に盛り上がりました。
盛り上がったといえば、実は、戸田先生をお迎えするにあたり、特製のTシャツを作成したことは前回の話題でお伝えしたところです。
【右写真②】Tシャツを披露する会員三人です。
が、しかし、このTシャツには、なんと!まだ“驚き!!”の仕掛けがあったのです!!!
それがこれですっ!!!!

【右写真③】三人後を向いた様子。左から「三」「旧」「研」。
戸田先生や三枝代表をはじめ、他の会員は、Tシャツを作ったってだけで、驚きと関心を寄せてくださっていたのですが、この「三」「旧」「研」には、皆さんさらにびっくりしていました。(というより、唖然としていた。といったほうがよいのかも・・・)
まあ、そのようなわけで、なんだかんだで懇親会は、店の閉店時間まで盛り上がりまして、まだまだ話したい!といった中、終了しました。戸田先生を交え、新たなことを学び、非常に充実した一日でした。

【右写真④】懇親会最後に記念撮影
では、次回は、7月21日の活動について報告したいと思います。
なるべく、近々に。ですね。
さあ、本題に入りましょう(~_~;) 先月、この話題でお伝えしましたとおり、三次旧石器文化研究会では7月20日・21日の2日間にわたり,当研究会会員で栃木県・國學院大學栃木短期大學の戸田正勝先生をお招きし、勉強会を実施しました。
今回は、前回の続き、7月20日晩の懇親会の模様についてお伝えいたします。
市内某所の居酒屋を会場とし、会員が参加した懇親会は、遠路はるばるお越しいただいた戸田先生を歓迎する会となりました。

【右写真①】 戸田先生を囲み話題に花が咲く懇親会の様子
懇親会では、会員諸氏の近況や、近隣の発掘調査などの情報を交換したり、戸田先生を質問攻めにしたり、と、非常に盛り上がりました。
盛り上がったといえば、実は、戸田先生をお迎えするにあたり、特製のTシャツを作成したことは前回の話題でお伝えしたところです。

【右写真②】Tシャツを披露する会員三人です。
が、しかし、このTシャツには、なんと!まだ“驚き!!”の仕掛けがあったのです!!!
それがこれですっ!!!!

【右写真③】三人後を向いた様子。左から「三」「旧」「研」。
戸田先生や三枝代表をはじめ、他の会員は、Tシャツを作ったってだけで、驚きと関心を寄せてくださっていたのですが、この「三」「旧」「研」には、皆さんさらにびっくりしていました。(というより、唖然としていた。といったほうがよいのかも・・・)
まあ、そのようなわけで、なんだかんだで懇親会は、店の閉店時間まで盛り上がりまして、まだまだ話したい!といった中、終了しました。戸田先生を交え、新たなことを学び、非常に充実した一日でした。

【右写真④】懇親会最後に記念撮影
では、次回は、7月21日の活動について報告したいと思います。
なるべく、近々に。ですね。
2008年7月14日月曜日
れきみんで芸術を楽しむ~三次・県歴民「広島の工芸展」~
今日は、広島県立歴史民俗資料館の話題をお届けいたします。
といっても、考古や歴史の話題ではないですよ!
なんと、れきみんで芸術の展示会が開催されています!!
しかも、展示を担当しているのは当研究会代表の三枝健二主任学芸員です。
展示会のタイトルは『広島の工芸』展。広島県内を中心に活躍しておられる現代工芸作家の作品が一同に介しています。陶芸・漆工・人形・七宝など様々なジャンルから構成されている今回の展示会。
私自身この展示会を見て、卓越した技に感嘆するとともに、そればかりではなく、作家たちの作品にかける一方ならぬ心意気というものを感じ、胸を熱くしました。
自然豊かなみよし風土記の丘と落ち着いた雰囲気の県立歴史民俗資料館。そんな佇まいの中で、美術館とは一味違う『広島の工芸』展に足を運んでみてはいかがでしょうか?
といっても、考古や歴史の話題ではないですよ!
なんと、れきみんで芸術の展示会が開催されています!!
しかも、展示を担当しているのは当研究会代表の三枝健二主任学芸員です。
展示会のタイトルは『広島の工芸』展。広島県内を中心に活躍しておられる現代工芸作家の作品が一同に介しています。陶芸・漆工・人形・七宝など様々なジャンルから構成されている今回の展示会。
私自身この展示会を見て、卓越した技に感嘆するとともに、そればかりではなく、作家たちの作品にかける一方ならぬ心意気というものを感じ、胸を熱くしました。
自然豊かなみよし風土記の丘と落ち着いた雰囲気の県立歴史民俗資料館。そんな佇まいの中で、美術館とは一味違う『広島の工芸』展に足を運んでみてはいかがでしょうか?
2008年6月1日日曜日
三枝氏講演会について(追加情報)
6月となりました。先日、5月31日(土)広島県立歴史民俗資料館の文化財講座を聴講に行きました。
講師は数多くの書籍や雑誌、テレビ出演などで知られる静岡大学・小和田哲男教授とのことで、会場となった研修室は超満員!なんと170名を超える大盛況となりました。
歴史に関心を寄せる人たちってまだまだ沢山いらっしゃるんですね~。このような盛況ぶりを目の当たりにし、思わず目を細めてしまう管理人でした。
さて、今回は、先日お知らせした三枝健二氏講演会に関する追加情報をお届けいたします。
なお、先日お伝えしていた演題名に誤りがありましたので併せてお伝えいたします。
1.講演会名 第18回 時悠館公開講座「ものの考古学-旧石器・縄文時代(2)-」
2.演 題 『石の道具-石器時代の社会を考える-』
3.講 師 三枝健二氏(広島県立歴史民俗資料館主任学芸員)
4.日 時 平成20年6月14日(土)午後2時~午後3時30分
5.場 所 庄原市帝釈峡博物展示施設 時悠館 研修室(地図)
さあ明日から新たな週がはじまりますね。しかし休日ってのは全く早く終了してしまいますねぇ。
今日は休日でしたので、世間では明日からが本格的な衣替えとなりますね。今夜は半そでをアイロン掛けして寝ることにいたします。それでは皆さまおやすみなさい…zzz
講師は数多くの書籍や雑誌、テレビ出演などで知られる静岡大学・小和田哲男教授とのことで、会場となった研修室は超満員!なんと170名を超える大盛況となりました。
歴史に関心を寄せる人たちってまだまだ沢山いらっしゃるんですね~。このような盛況ぶりを目の当たりにし、思わず目を細めてしまう管理人でした。
さて、今回は、先日お知らせした三枝健二氏講演会に関する追加情報をお届けいたします。
なお、先日お伝えしていた演題名に誤りがありましたので併せてお伝えいたします。
1.講演会名 第18回 時悠館公開講座「ものの考古学-旧石器・縄文時代(2)-」
2.演 題 『石の道具-石器時代の社会を考える-』
3.講 師 三枝健二氏(広島県立歴史民俗資料館主任学芸員)
4.日 時 平成20年6月14日(土)午後2時~午後3時30分
5.場 所 庄原市帝釈峡博物展示施設 時悠館 研修室(地図)
さあ明日から新たな週がはじまりますね。しかし休日ってのは全く早く終了してしまいますねぇ。
今日は休日でしたので、世間では明日からが本格的な衣替えとなりますね。今夜は半そでをアイロン掛けして寝ることにいたします。それでは皆さまおやすみなさい…zzz
2008年5月24日土曜日
三枝健二氏講演会のお知らせです。
当ブログをご覧の皆さまこんにちわ。最近更新が停滞しており申し訳ない限りの管理人です。
気がつけば5月ももうおしまいです。梅雨も近づく今日この頃、ゴールデンウィークなんて・・・、ここ2ヶ月間ほど仕事の忙しかった管理人には、ずいぶん昔のことのように感じてしまいます。
今月の思い出といえば、連休に出かけた出雲大社本殿の一般公開でしょう!私は5月3日に出かけたのですが予想していたよりスムーズに見ることができました。確か1時間程度でしたでしょうか。
天井に描かれた八雲之図は、とても鮮やかな色彩を残しておりました。また、直径約1mの心御柱にも感動!この2つが見学できたこと。個人的に大変有意義な参観となりました。
皆さんはこの1ヶ月間どのようにお過ごしでしたでしょうか?
さて、今回の話題ですが、旧石器関連講演会のお知らせです。
「石の道具で石器時代の社会を考える」と題し、当研究会代表の三枝健二氏が講演します。
開催日は6月14日。場所は広島県庄原市東城町の博物展示施設「時悠館」です。
「時悠館」では、現在、『縄文のかたち形』と題した春の企画展が開催されています(6月29日まで開催)。この展示会では、庄原市内や山口県で出土した縄文土器や土器片など約50点を展示し、それぞれの土器の特徴やその変遷を紹介しているそうです。
(参考文献 戸田剛就「縄文土器の変遷たどる」『中国新聞』県北版2008年5月23日記事)
開催時間等について、まだ公開されていないようですので、公開され次第このブログでご案内させていただきます。
以上、次は早めに更新したい・・・?!と誓う管理人でした。
気がつけば5月ももうおしまいです。梅雨も近づく今日この頃、ゴールデンウィークなんて・・・、ここ2ヶ月間ほど仕事の忙しかった管理人には、ずいぶん昔のことのように感じてしまいます。
今月の思い出といえば、連休に出かけた出雲大社本殿の一般公開でしょう!私は5月3日に出かけたのですが予想していたよりスムーズに見ることができました。確か1時間程度でしたでしょうか。
天井に描かれた八雲之図は、とても鮮やかな色彩を残しておりました。また、直径約1mの心御柱にも感動!この2つが見学できたこと。個人的に大変有意義な参観となりました。
皆さんはこの1ヶ月間どのようにお過ごしでしたでしょうか?
さて、今回の話題ですが、旧石器関連講演会のお知らせです。
「石の道具で石器時代の社会を考える」と題し、当研究会代表の三枝健二氏が講演します。
開催日は6月14日。場所は広島県庄原市東城町の博物展示施設「時悠館」です。
「時悠館」では、現在、『縄文のかたち形』と題した春の企画展が開催されています(6月29日まで開催)。この展示会では、庄原市内や山口県で出土した縄文土器や土器片など約50点を展示し、それぞれの土器の特徴やその変遷を紹介しているそうです。
(参考文献 戸田剛就「縄文土器の変遷たどる」『中国新聞』県北版2008年5月23日記事)
開催時間等について、まだ公開されていないようですので、公開され次第このブログでご案内させていただきます。
以上、次は早めに更新したい・・・?!と誓う管理人でした。
2008年2月5日火曜日
れきみん情報です。
このサイトをご覧の皆様。会員の皆様。こんにちわ。
毎度おなじみの三旧研ブログ管理人です。
さてさて,先日の中国新聞をご覧いただきましたでしょうか?
当研究会代表の三枝健二氏が登場しました。ナイフ形石器のスポット展紹介の記事で,デカデカと写真が掲載されていますよ。
「ナイフ形で知る後期石器時代」『中国新聞』2008年2月4日
昨年秋の特別企画展からさらに掘り下げたナイフ形石器の世界。どうぞ皆様,ぜひ歴民へお越しください。
ところで,管理人情報。
先日,宮崎県都城市と鹿児島県方面に遊びに行ってまいりました。旧石器を見る時間は残念ながらなかったのですが,鹿児島県国分市の上野原縄文の森に行ったりしてきました。
鹿児島県に来たのは,初めてだったのですが,九州山地の起伏の激しさ,霧島岳の迫力に圧倒されましたよ。鹿児島の縄文文化も不思議。方形のプランなのにそれを覆う上屋は円形の竪穴住居だったり,縄文時代なのに壺形の土器が存在したり・・・
一泊二日の強行軍でしたが,それなりに楽しむことができました。最後には,なんと桜島の噴火のおまけつきで。
毎度おなじみの三旧研ブログ管理人です。
さてさて,先日の中国新聞をご覧いただきましたでしょうか?
当研究会代表の三枝健二氏が登場しました。ナイフ形石器のスポット展紹介の記事で,デカデカと写真が掲載されていますよ。
「ナイフ形で知る後期石器時代」『中国新聞』2008年2月4日
昨年秋の特別企画展からさらに掘り下げたナイフ形石器の世界。どうぞ皆様,ぜひ歴民へお越しください。
ところで,管理人情報。
先日,宮崎県都城市と鹿児島県方面に遊びに行ってまいりました。旧石器を見る時間は残念ながらなかったのですが,鹿児島県国分市の上野原縄文の森に行ったりしてきました。
鹿児島県に来たのは,初めてだったのですが,九州山地の起伏の激しさ,霧島岳の迫力に圧倒されましたよ。鹿児島の縄文文化も不思議。方形のプランなのにそれを覆う上屋は円形の竪穴住居だったり,縄文時代なのに壺形の土器が存在したり・・・
一泊二日の強行軍でしたが,それなりに楽しむことができました。最後には,なんと桜島の噴火のおまけつきで。
2008年1月21日月曜日
歴風トークと三旧研新年会
皆さん,こんにちわ。
今週の三次は,年末年始に続き,雪化粧となっております。実は,広報担当の私,先週風邪を引いてしまいました。このブログをご覧の皆様も,風邪やインフルエンザにはご注意ください。
さて,遅ればせながら今日は,活動報告をさせていただきます。
去る1月13日,広島県立歴史民俗資料館にて開催された歴風トーク『ナイフ形石器の機能-考古学の方法を考える-』に参加してまいりました。
今回の講師は,庄原市教育委員会の稲村秀介氏。県北における旧石器研究者のお一人です。
後期旧石器時代を代表する定形石器「ナイフ形石器」について,石を割って得られる「剥片」の鋭さや尖がっているということに着目し,従来言われているような定義のナイフ形石器だけではなく,ナイフ以外の用途もありえるのではないだろうかとの提示をされました。
会場には,県内外の石器研究者や岩石学の先生も来られていて,当研究会の三枝氏や丸川氏もこれに加わり,稲村氏の提示に対し,議論が白熱する場面も!?ありました。
また,当日は中国新聞の取材もあったようで,翌日記事になっていました。
ちなみに歴風トーク終了後,その夜は,三次市内某所の居酒屋にて,講師の慰労会と三旧研の新年会を兼ねた宴会が催されました。写真は,そのときの様子です。

研究者と呼ばれている人のみならず,様々な分野の人が集まったこの研究会ですので,色々な話題がのぼり,非常に盛り上がりました。
私は,たまたま考古学に関する仕事に携わっていますが,考古学以外の視点や,意見など吸収できるのは,私にとって有意義であると同時に非常に刺激的です。ちなみに,その晩はビールを飲みすぎてしまい,翌日,私の頭も刺激的でした・・・イテテテ。
ざっくばらんに語り合えるのが三次旧石器文化研究会の良いところだなと再認識したところです。
なお,この際,この会の趣旨にご賛同いただいた稲村秀介氏が入会されました。この場にてあわせて報告させていただきます。新たなメンバーも加わり,今後の会の展開がますます楽しみです。
今週の三次は,年末年始に続き,雪化粧となっております。実は,広報担当の私,先週風邪を引いてしまいました。このブログをご覧の皆様も,風邪やインフルエンザにはご注意ください。
さて,遅ればせながら今日は,活動報告をさせていただきます。
去る1月13日,広島県立歴史民俗資料館にて開催された歴風トーク『ナイフ形石器の機能-考古学の方法を考える-』に参加してまいりました。
今回の講師は,庄原市教育委員会の稲村秀介氏。県北における旧石器研究者のお一人です。
後期旧石器時代を代表する定形石器「ナイフ形石器」について,石を割って得られる「剥片」の鋭さや尖がっているということに着目し,従来言われているような定義のナイフ形石器だけではなく,ナイフ以外の用途もありえるのではないだろうかとの提示をされました。
会場には,県内外の石器研究者や岩石学の先生も来られていて,当研究会の三枝氏や丸川氏もこれに加わり,稲村氏の提示に対し,議論が白熱する場面も!?ありました。
また,当日は中国新聞の取材もあったようで,翌日記事になっていました。
ちなみに歴風トーク終了後,その夜は,三次市内某所の居酒屋にて,講師の慰労会と三旧研の新年会を兼ねた宴会が催されました。写真は,そのときの様子です。
研究者と呼ばれている人のみならず,様々な分野の人が集まったこの研究会ですので,色々な話題がのぼり,非常に盛り上がりました。
私は,たまたま考古学に関する仕事に携わっていますが,考古学以外の視点や,意見など吸収できるのは,私にとって有意義であると同時に非常に刺激的です。ちなみに,その晩はビールを飲みすぎてしまい,翌日,私の頭も刺激的でした・・・イテテテ。
ざっくばらんに語り合えるのが三次旧石器文化研究会の良いところだなと再認識したところです。
なお,この際,この会の趣旨にご賛同いただいた稲村秀介氏が入会されました。この場にてあわせて報告させていただきます。新たなメンバーも加わり,今後の会の展開がますます楽しみです。
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