2008年7月26日土曜日

戸田正勝先生来広!三旧研~夏の勉強会~開催①

 暑中お見舞い申しあげます。世の中では,連日猛暑日が頻発する異常な暑さが続きますが,皆さま如何お過ごしでしょうか?
 
 さて,三次旧石器文化研究会では7月20日・21日の2日間にわたり,勉強会を実施しました。
 タイトルにもありますが,今回の勉強会には,当研究会会員で栃木県・國學院大學栃木短期大學の戸田正勝先生がご参加くださいました。三次へは約9ヶ月ぶりのご訪問となり,会員たちで広島空港へとお迎えにあがりました。
 ご存知の方も多いと思いますが,広島空港というのは緑あふれる山の中に突如として現れる空港であります。そんなロケーションなので,三次からの道中は,ピクニック気分でした。
 空港へ到着された戸田先生を,われわれ会員たちは,特製の旗とTシャツでお出迎えしました。

 三次到着後,初日は広島県立歴史民俗資料館へと向かい,三枝代表や他のメンバーとも合流しました。先生と会員との再会を果たした後,みんなで下本谷遺跡や岡竹遺跡,宮風呂遺跡,宗祐池遺跡などの石器を見学しました。鑑賞後,戸田先生と会員たちと三次地域の旧石器文化に関しての意見交換。関東との比較に関しても興味深いお話が次から次へと出てきて,その議論は,終息することなく続いていきました。


 そんなこんなで気付けば,夕暮れ。
 その後,場所を市内某所の居酒屋へと変え,戸田先生の歓迎会を行いました。 
 
 久々に再会する会員も居られ,三旧研会員の親睦がより一層深まった,楽しい一日となりました。
 

 次回は,2日目の様子をお送りします。そちらもお楽しみに。

2008年7月14日月曜日

れきみんで芸術を楽しむ~三次・県歴民「広島の工芸展」~

 今日は、広島県立歴史民俗資料館の話題をお届けいたします。
 といっても、考古や歴史の話題ではないですよ!
 
 なんと、れきみんで芸術の展示会が開催されています!!
 しかも、展示を担当しているのは当研究会代表の三枝健二主任学芸員です。

 展示会のタイトルは『広島の工芸』展。広島県内を中心に活躍しておられる現代工芸作家の作品が一同に介しています。陶芸・漆工・人形・七宝など様々なジャンルから構成されている今回の展示会。
 私自身この展示会を見て、卓越した技に感嘆するとともに、そればかりではなく、作家たちの作品にかける一方ならぬ心意気というものを感じ、胸を熱くしました。

 自然豊かなみよし風土記の丘と落ち着いた雰囲気の県立歴史民俗資料館。そんな佇まいの中で、美術館とは一味違う『広島の工芸』展に足を運んでみてはいかがでしょうか?
 

2008年7月1日火曜日

中国横断道関連の遺跡調査報告会開催!だそうです。

  今、広島県北では中国横断自動車道尾道松江線建設に伴う発掘調査が随時、各所で実施され、大きな成果を挙げているようです。

 この発掘調査を手がけているのが、財団法人広島県教育事業団埋蔵文化財調査室です。
 今回は、上記の調査室と庄原市教育委員会の主催で遺跡調査報告会が催されるとの情報を得ましたので、ご紹介します。

 この遺跡調査報告会は、調査室が実施している横断道関連調査のうち、特に庄原市口和町での5遺跡の成果について報告されます。
 今回は、旧石器時代から奈良時代にまでわたる様々な時代の遺跡が調査対象となっています。
 なかでも三旧研としましては、旧石器の散布地であり、黒曜石や水晶の剥片が発見された向泉川平(むこういずみかわひら)1号遺跡の発表が楽しみです。

 では、日時・会場について触れておきます。
 日時は平成20年7月26日(土) 13:30~15:00
 会場は庄原市口和町にある口和文化ホールヒューマンライツ(庄原市口和町向泉) だそうです。  

 なお、詳しくは、財団法人広島県教育事業団埋蔵文化財調査室のホームページをごらんください。
 
 http://www.harc.or.jp/gyouji/index.htm