2008年4月27日日曜日

りにゅーあるしてます。

 「え?何が??」ですって???

 そりゃあ、広島県立歴史民俗資料館の常設展示のことですよっ!

 「そうなの?知らなかった。」ですって?

 それなら、このゴールデンウィークに是非お出かけになってみてはいかがでしょうか?

 特に大きく変更しているコーナーをご紹介すると、当研究会に縁の深い下本谷遺跡をはじめとした三次盆地内出土遺物等の旧石器時代コーナーと、弥生時代の塩町式土器コーナーです。この2つのコーナーは、全体の中でも特に見ごたえのあるコーナーになったなあ。って、いう印象を持ちました。

 その他、各時代コーナーのパネルが改められ、文字が読みやすくなっているなど、来館者への配慮が感じられます。

 また現在は、春の特別企画展として『乱世に願う-県北の戦国文化-も開催中です。

 リニューアルした常設展示と春の特別企画展。春の広島県立歴史民俗資料館にも目が離せませんっ!!

 それにしても、このゴールデンウィーク。わたしもリニューアルしたいものだなぁ。

 

2008年4月16日水曜日

三旧研 ある日のある会員

 みなさん、こんにちわ。今日の話題は、タイトルのとおり、三旧研会員からの投稿です。話は先月3月14日にさかのぼります。3月14日といえば何の日でしたっけ?
 管理人の横着にて掲載が遅くなりました。ごめんなさい。「一ヶ月も前の話題を!」と言わずどうぞ最後までお付き合いくださいませ。by 管理人



 会長こと三枝氏からホワイトデイに奥様手作りのお菓子をいただいた。
 それは、下本谷の旧石器が古いのと同じくらい確かな、美味しいお菓子だった。
 冷蔵保管せよとの指示があり、会長に柔順な私はまず、その一つをほお張りながら他の方からいただいたお返しと一緒に冷蔵庫に入れた。
 
 翌日、そのお菓子を持参しようと、私は頂いた袋からかわいいリボンの付いたボックスを出し出勤した。
 
 しかし、この後、衝撃の瞬間が訪れようとは・・・。
 
 仕事がひと段落し、そのお菓子を食べよう!とボックスを開けると・・・・・。開けると・・・・・。
 
 そこにはまぎれも無い石器が・・・。食べられない石器が。。。
 
 後日会長に聞いたところ、それは実測勉強用にと提供していただいた石器だったのだ。
 お菓子とまちがえた私がどれだけ呆然としたかは想像にまかせたい。

 しかし、ホワイトデイのプレゼントで、、、。しかもキャンディが入っているとしか思えないような箱で、、、。

 「旧石器は氷河期だから冷蔵庫なのだ」とつぶやきながら、笑うしかないではないか。
 ためしに同僚に、ひとついかが?とボックスを差し出してみた。呆れられた。
 昨年の特別展を見学していた彼女は、それで狩りでもしろというのか!と言わんばかりの顔をした。

 気をつけよう、あまいお菓子と旧石器 賞味期限は何万年?!

2008年4月15日火曜日

石器実測勉強会

 ううっ、みなさまこんにちわ・・・
 なぜ、こんな登場なのか?ですって?
 
 はい、実は今日の仕事中に腰を痛めてしまいまして(とはいっても、筋が伸びた程度なのですが・・・)、何をするにも無理利かず、非常に困っております。
 体が資本の私の仕事。しかし、そういえば最近ほとんど運動していなかったんですよねぇ。
 
 表土剥ぎ 慣れぬ手掘りにゃ 気をつけよう   by管理人

 そうなんです。車社会にどっぷりつかり、気づけば怠けた体に・・・。いかんいかんと言い聞かせ、最近話題のメ○ボにならぬよう心に誓う私でありました。

 さて、いつものくだらない前置きも思い出したところで、本日の話題をお送りいたします。(まじめにご覧いただいている皆さん、ごめんなさい。)

 先日は、三次市三良坂町田利・皆瀬地区の踏査活動について報告いたしました。
 その当日、場所を三次市まちづくりセンターに移し、石器実測勉強会を行いましたので、その報告をさせていただきます。
 
 三枝健二編『下本谷遺跡の基礎的研究』三次旧石器文化研究会等の資料をテキストに、なんと管理人が旧石器の実測について解説。(いいんでしょうか?!)
 実測って何なの?という会員諸氏が抱くこの疑問について、まずじっくり話し合いました。しかし、理屈ばかりでは結局、形にはなりません。
 
 「とりあえず、好きな石器や石を使い、自分なりの実測をしてみましょう。」と、それから各々挑戦!

 限られた時間では、輪郭を描くのが精一杯という感じでしたが、それでも、実測の測点(ケバ)を記入する意味が分かったり、石器をじっくり観察することで各々の中で、新たな発見をしたようです。

 ところで今回の実測勉強会は、会員の中から提案され、実現しました。
 私は、この動きが、この研究会の目的のひとつである地域に根ざした歴史認識の醸造に向けての第一歩であるように感じます。この日は、うれしい出来事であったと同時に力強さを得る一日となりました。
 今後も、この勉強会を続けていきましょうね。会員の皆さんよろしくお願いいたします。

2008年4月14日月曜日

田利を歩いてきました

 みなさまこんにちわ。三旧研のブログが滞り、大変申し訳ありません。
 平成19年度にやり残したことを、4月に引きずりつつも・・・何とか終わり、やっと一息ついた管理人です。
 このブログをご覧いただいているみなさまは、どのような新年度を迎えておられるでしょうか?

 さて、寺町廃寺~大当瓦窯跡を歩いた前回に続き、今回は三次市三良坂町の田利・皆瀬地区を歩いてきました。といっても、3月末の日曜日に実施した当日はあいにくの雨。メンバー3人にて車での巡検となりました。
 
 それでも、地図で見るのと実際に現地に行くのとでは大違い。上下川に囲まれた両地区は案外に広く感じました。広島県教育委員会発行の遺跡地図(三次市・庄原市)のコピーを手に旧石器時代から古代に至るまで、メンバー同士の意見交換に花が咲きました。

 是非晴れた日に再チャレンジ!を約束し、現地を後にした3人でした。